第3回 大好きな友達との別れ

恋愛、仕事、趣味……
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第3回 大好きな友達との別れ

その時は大したことないと思っていても、後になって、自分の人生に与えた影響が大きい出来事だったなと改めて気づくことがありますよね。

私にとってはそれが、友達との別れでした。

その子と出会ったのは、小学校3年生のとき。転校してきた日のことはよく覚えています。

可愛い女の子で、クラスのみんなは興味津々。私は遠慮してみんなが一通り話し終わった頃に声を掛けてみました。

それ以来、不思議とウマがあって、その子といつも一緒に過ごすようになります。

明るくて爽やかで、運動神経が良くて、他の女子にも人気の子でした。

彼女のお家にも遊びに行きましたが、兄弟も両親も透明感のある空気をまとっていて、「美しい一家」という感じでした。

”箸が転んでもおかしい年頃”とはよく言ったもので、私たちは変なマンガを一緒に書いては笑い転げ、下校時にバスの運転手さんに投げキッスをする遊びをして、修学旅行ではパジャマを着て寝ころびながら爆笑してる様子が写るほどでした。

中学校にあがっても、一緒にいられたらいいな。

そんな淡い期待を綿毛のように大切に持っていましたが、ついにその時がやってきます。

彼女は転勤族だったのです。

卒業式の日、誰もいなくなった校門の前で、「これ」とほほ笑んで、小さな紙を差し出してくれました。

2行くらいの短い言葉でしたが、隣の県にお引越しするから同じ中学校には行けないのだということがわかりました。当時はスマホなどの通信手段もなかったので、お手紙でやり取りすることしかできなくなります。

ネガティブなことは全然言わない子でしたが、彼女が今まで過ごした時間を楽しかったと思ってくれていること、そしてちょっと寂しがっていることも、なんとなく伝わってきました。

私が大切に抱えていた淡い期待はそのままシャボン玉のように消えていくことになります。

大切な誰かと会えなくなること、異動や転職などでお見送りする側になること、人生の中ではさまざまな喪失感に遭遇することがありますよね。

当時の私は、悲しみをどう扱っていいかわからなくて、そのまま心の中に閉じ込めてしまったのですが、「好きになってもお別れしなきゃいけないことがある」という事実が、「それなら、好きにならない方が傷つかないのだろうか」に変換されてしまったようでした。

大人になったときに、なんで自分の中に悲しみがこんなにあるんだろう? と不思議に思っていました。

掘り下げて、こんなに大きな影響があったのかと気づいてちゃんと涙を流してあげたことでその想いは浄化されていきました。

涙のあとは、ほんのり切ない気持ちとともに、こんなに悲しいと思えるくらい心の底から友達を大好きになれたことが、ただただありがたいなと感じています。

今回のようなことに限らず、悲しい出来事があったときには、ちゃんと感情を受け止め、消化していくこと。

そして丁寧に自分の気持ちを扱い、必要なら相手に伝えること。これらができれば、時間の経過とともに、また前を向いて進んでいくことができると思うのです。

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この記事を書いた人

高見綾|第一線で働く女性リーダー専門・心理カウンセラー

職場や人間関係の摩擦、距離を置かれるような変化を心理の視点で整理しています。

自分を味方にする「セルフバディトレーニング」を軸に、書き出しと対話を通して感情と思考を整理し、仕事の質を落とさず「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

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