第2回 無邪気さと社会の学び

恋愛、仕事、趣味……
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目次

第2回 無邪気さと社会の学び

性格にはその人がもともと生まれ持った気質というのと、環境などによって後天的に身に付けたものと、両方がありますよね。

荒波に揉まれると、もともとの気質を抑え込んでしまって、「私ってこんな感じだったかなぁ?」と迷子のような感覚になることがあるものです。

私自身はというと、小学校に入る前までは良く言えば無邪気で素直、悪く言えば何も考えていないような子どもでした。

道端に落ちていた飴を「飴発見!ラッキ~」くらいの感覚で拾って口に入れ、母にこっぴどく叱られるようなところがありました。

母が好きな俳優(ちなみに、ショーン・コネリーでした)を「カッコイイよねぇ」と言い出し、母の後をついてトイレにまで行き、怒られるという感じ(笑)。

「この子は大丈夫?!」と思われていたようですが、その無邪気さは、学校教育が始まるようになって色々と揉まれていくことになります。

当時は「人がどう思うか?どう反応するか?」に無頓着だったと思うので、女の子同士で揉めたり、淡い恋をしてる子を見たり、ズルしてる子や自慢する子を見たりする中で、そういうものなのかと学んでいったように思います。

カウンセリングなどでも、あまり傷ついた経験があると、もともとあった素直さや自由な気質が隠れてしまうことがあるのですが、そういうのもルーツを紐解くことでもう一度選択し直すことができるようになります。

その際は、「無邪気さ・素直さ・自由さ+大人の女性」というように、今の自分にあったバージョンに統合していきます。

ただの無邪気さだけだと子どもっぽくなっちゃうと心配になりますが、これまでたくさん経験を積んできている今だからこそ、無邪気さを取り戻すと良い感じで魅力に変わっていくのです。

 

また、一つ私にとって大きかったのは、小学生から祖母と同居するようになったことです。

男とか女とかいうことも、この頃はみじんも意識していなかったですが、祖母は「長男は跡取り」という考え方が強かったので、少しずつそういった影響も受けてきました。

上座には父と兄が座ります。「女の子なんだから」「長男だから」という言葉を聞くようになって、なんだかもやもやとした感覚が生まれるようになります。

一時期は、「女は損」「結婚なんかしたくない」「家庭に入るのはイヤ、働いていたい」みたいに反発した気持ちを持ったこともあります。

ただ、今から振り返れば、そういった発想に囚われているときには、まだまだ自分を自由にさせてあげられていなかったんだなと思います。

「私はこれが好き」「こういうのは嫌い」。そういう感覚を持つのは個人の自由です。

わざわざ反発する必要もないし、考えが違う相手を否定したり戦う必要もない。静かに好きなものを選べばいいだけだったりします。ただし、その人の前では賢くふるまった方がいいこともありますけどね。

自分を大切にしながら、周りの人とも共存していく。

いろいろ試行錯誤していく中で、自分のちょうど良い匙加減を見つけていくことができたらいいですね。

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この記事を書いた人

高見綾|女性リーダー専門の心理カウンセラー

職場の人間関係に消耗している女性リーダーが、
自分を責めずに前へ進めるようになる専門家。

嫉妬・摩擦・正論が通らない——
その構造を心理の視点で整理し、
「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)韓国語版も出版
NHK「あさイチ」職場の嫉妬・妬み特集 VTR出演などメディア協力多数。

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