日常に役立つ心理学

過去を思い出して心の傷がうずいたら

2020年2月25日

ふとした瞬間に過去の出来事を思い出して傷がうずいてくることってありませんか?

じわじわと、いや~な感覚がよみがえってくるので、あまりいいものではないですが、当時の感情を消化していくのにとてもいいチャンスでもあるのです。

未消化な感情は、消化されるまでずっと自分の中に溜まっているんですね。なのでときどき、きっかけとなる出来事が起こると「まだ私、ここにいますよ」ということをお知らせしてくれるのです。

過去の嫌な記憶って、感覚や感情と結びつきますよね。過去のタイムラインはもう今にはないのだけど、感覚や感情は「今」感じているものなのですごくリアルに感じられるのです。

できたら、思い出したときにそのときの傷を毛嫌いするのではなく、やさしくそっと包み込むようにして「そうだよね悲しかったよね。くやしかったよね。自信なくしちゃったよね。でももう大丈夫だからね。もう安心してね。」と声をかけてあげて、今はもう過去にとらわれなくても大丈夫だなと思ったら、「ありがとう」と言って感謝とともに手放します。

過去の傷を思い出したときに「ザワザワするけど知らないもんね」と見ないふりをしていると、見つけてくれるまで、出てきたりしますからね。当時の自分の気持ちにちゃんと向き合ってあげると消化されて消えていきます。

私もこの方法をつかってお風呂でイメージワークをしたら、それまでしつこく現れていた「私は人に好かれない」「選んでもらえない」という根深い感覚がスーッと消えてなくなっていったのを体感しています。

かなり楽になったので、こんなことで(といったらアレなんですが)ほんとに消えた…!とびっくりしましたよね。

嫌な感情って感じたくないのでスルーしたくなるのですが、もし心の準備ができているのならそこで立ち止まって向き合ってみると次の扉がひらくかもしれません。

ひとりでやるのが怖い方はもちろんサポートしますので、よかったらカウンセリングも使ってみてくださいね。

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