日常に役立つ心理学

漠然とした不安にかられてしまうときはどう抜け出す?

2020年12月9日

漠然とした不安を感じるときってありますよね。

特に今年のような変化の多いタイミングでは、先行きが不安になることもたくさん出てくると思うんです。

何が正しいのかという答えもないですし、これからどうなるのかという予測も立ちずらかったりしますしね。

不安を抱えている方のお話を聞いてみると、多くの場合、不安の正体がぼんやりしているなということに気づきます。

実はここがポイントで、何を不安に思っているのかがぼんやりしているからこそ、不安が大きく膨らむということでもあるんです。

不安なときは、むやみに動かないこと。そして、不安の正体に向き合い、ちゃんと突き止めてみること。これがポイントです。

私自身も、不安になったときには、何が不安なのか、不安の正体をよく見るようにしています。例えば、「◎◎が△△になったらどうしよう」とか「◎◎が△△になったら◇◇になるから困る」というように、できるだけ具体的にして明らかにしていくんです。

すると、不安が底を打つというか、自分が恐れていることがわかるので、なぜか安心するんですよね。

自分が持っている、一番最悪のストーリーと向き合うというイメージです。

私たちは未知のものを恐れる心理があるので、「わからないこと」「ぼんやりしていること」があると、不安は大きく膨らんでいきやすいんです。

さて、ここまでさらっと書いてるんですが、不安と向き合うことってそんなに簡単なことではないですよね。不安って嫌な感情ですから、できれば避けたいし、感じたくないものです。

不安の正体を突き止めるためには、自分の不安感と向き合わなければならなくなるので、考えたくない、蓋をしたいって思っても不思議ではありません。

でも、その勇気を出すことができると、「私が恐れていたことはコレだったんだ」とわかるので肩の力が抜けてホッとすることも多いです。

それに、見たくないからといって蓋をしていたとしても、結局先送りにした問題はどこかのタイミングで向き合わざるを得ない時期がやってきます。それが早いか遅いかの違いだけ。

私も今年はなぜか、そういう「わかってたけど、でもなぁ~」とふわっと置いておいたことが、決断のタイミングを迎えていることがちらほらあります(;^ω^)

渦中にいるときはあわわっとなりますが、しっかり向き合ってみれば、その不安を回避するために自分にできることと、自分の力ではどうにもならないことの両方があるのがわかります。

そこまでわかってくれば、後はやれることをやるだけなので、不安感に振り回されることもぐっと減っていきます。

不安感があるときは、不安の正体を突き止めてみるといいよ、というお話でした。この話は、結局のところ、自分軸というか、自分がこれからどう生きていきたいのか?がとても大切になります。

あなたの望む生き方を実現させていくために、サポートさせていただきます。いろいろ考えたけどわからないという場合も、よかったらお話聞かせてくださいね。話していくうちにヒントが何か見つかるのではないかと思いますよ。

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