パートナーは距離の近い関係です。気持ちを許している間柄では甘えや期待がお互いに出やすくなります。
相手が甘えてきたときに、それを受け入れられる心の余裕があればいいのですが、余裕がない状態のときは無性にイライラしたりして自分らしくない振る舞いをしてしまうことも。
たとえば、彼が「はぁ~、今日も疲れた~」と言ってきたとします。
よく言う男性も多いのかな?と思いますが、単純に疲れたと言いたいというのもありますし彼女に甘えたい気持ちがあって言っている場合も多いのです。
「そうだよねぇ、毎日疲れるよね」「毎日頑張っててお疲れさまだね」と素直に思えたなら、心のバランスはいいときですね。
「疲れたってなに?何が言いたいの?」と思った方は、考え方がちょっと男っぽいところがあるかもしれません。
男性的な職場で働いていたりすると、論理的な思考で成果や結果を求めるという方向に、バランスが偏っていく傾向があります。
本来の女性がもつプロセス思考を取り戻したり、情緒的な部分を味わったり、意味のないことを楽しんだりすることを意識するとバランスがとれるかもしれません。
疲れた~と甘えてこられたのが「なんかイライラする…」と思った方は、日頃から相当がんばっているようです。なによ簡単に疲れたなんて言っちゃって。私だって疲れているのにそれを口に出さずにがんばってるんだから。私だって甘えたいのに。私を差し置いて甘えてこないでよ。こんなふうに感じたときはかなり我慢をしているときですね。
パートナーが甘えてきたとき、自分の心の中に起こる反応を見るといろいろと気づくことができます。
心に余裕があるときには彼にやさしくすることができますが、余裕がなくなってくるとやさしくしたくても、できないときもありますよね。
「甘えてるんじゃないわよ!」と思ったとき、そんな自分が好きと思える人は少ないと思います。多くの人はあんなふうに突き放してしまった私ってどうなんだろう、冷たいよなぁと凹んでしまうことが多いもの。
きっと、責任感も強いし日頃からすごくがんばってきたということなんだと思います。やるべきことがたくさんあってそれに追われているうちに、1日があっという間に終わってしまったこともあるでしょう。
だからどうかそんな自分を責めないで。
「私だって甘えたいのに!」とか「私だってがんばってる」と思ったところがポイントですよ。
私もそういうときは「心の中がダダ洩れ」作戦で対応しております。
彼に対して「疲れたよねぇー私も疲れた~私たちがんばってるね!」とか「私もそうやって甘えたい!」というように、自分の思っていることを表現してお互いを一緒に労えるようになれたらいいですね。
イライラや怒りを相手にぶつけるのではなく、それ以外の方法で( ←ここポイント!)自分の心の中を素直に表現してみましょう。
すると、我慢することなくいられて彼との心の距離もぐっと縮まると思いますよ。