忙しいときや気持ちが張っているときは淡々と頑張れるのに、山場を越えてひと段落したら、体調がガクッときて気持ちも燃え尽きたように、やる気がなくなっちゃうことってありませんか?
山場があるときは「頑張ってる」というような意識は自分になくて、ただ目の前のことを淡々とこなしてるだけだったりするのですが、きっとそんなに平気でこなしているわけではないんでしょうね。
例えば1つ例を出しますと
何年か前かな? 私は2日間のセミナーの裏方として、準備から当日の運営までのメイン担当者になったときがあるんですね。
2日間が無事に終わり、裏方の他のメンバーと「セミナー良かったね~」と言ってお互いの頑張りを労いました。中には泣いてるメンバーもいました。
そのとき、私は「無事終わったな、やれやれ」程度しか感じなくて、これといった感慨は特に湧いてこなかったんですね。
ところが、みんながセミナー会場を後にして、空っぽになった会場に施錠のために残ったとき、急に涙が出てきました。体が反応して勝手に涙が溢れてきたことに自分でもびっくりでしたが、そのときに、なんとなくわかったんです。
1~2か月前からの事前準備も、当日も、大人数の参加者のサポートも、気持ちの揺れはなく全然平気だ!と思ってやってきたけど、実は私、大丈夫じゃなかったんだって。
気を張って頑張ってたんだなぁ。それなりにプレッシャーも感じてたんだなぁって。空っぽになった会場に残ったときに、自分の中の何かが解放されたんだと思います。
みなさんにも、こういうことってありませんか?
頑張ってる最中は気が張ってるから平気だし、つらいなんて思わないし、やるべきことをやってるだけですって感覚でしかない。
他の人が「つらいわぁー」と言ってても、「そうかなぁ?」程度の感覚のときもある。
でも、山を越えたら、風邪をひくまではいかなくてもちょっと体調がぐずぐずしちゃったり、お肌の調子が悪くなったりとか、気持ちがどよーんとなってやる気が起きなくなっちゃったりとか。
落差がある場合は、きっとめちゃめちゃ頑張ってたってことだと思うんですよね。
できたら、落差が出ないようにしたほうがいいと思うので、頑張ってる最中にも、自分の心の揺れをキャッチできるといいですよね。「あ、今、プレッシャー感じてるな」とか「不安が出てきてるな」とか。
頑張るのは当たり前の感覚の人は、気持ちが揺れていても蓋をするのが上手なんですよね。まさに「なかったことにしよう」としちゃう。
すると、そのときは何も感じずにいられるから平気なんだけど、後からぶり返しがきます。
なぜなら、感情はちゃんと感じて認めて受け入れてあげないと消えていかないからね。
蓋をしただけだと、一瞬見えなくなっただけで、自分の中に溜まっていくんです。
そのまま放置すると、どんどん溜まってきてもやもやしたり、満たされない感覚として表れたりしてきます。
やはり、感情はその都度その都度、消化してあげるのが良いです。
私は最近も「平気だと思ってたけど、もしかして蓋してただけだった?」と思ったことがあったので、こういう心の癖ってなかなか取れないものだなぁ~と思いましたよ(*´▽`*)
クライアントさんには「自分のことをいっぱい労いましょう!」と日頃から言ってるので、自分がしないわけにはいきません(笑)
もし今日のお話、自分にも当てはまるとこあるかもと思った方がいたら、自分の心の動きにぜひ敏感になって、心のケアしてあげてくださいね。