先日書いた「自己肯定感の高い人と低い人」のアクセス数がかなり多いので、続きでもう一つ書きますね。
-
自己肯定感が高い人と低い人の違い その1
先日カウンセリングでこんなやりとりがありました。(ブログに書く許可を頂きました) お客様1ヶ月前に比べると、 明るくなってきました。 暗いこともあるんですが、 暗いなりに明るいというか。 やりたいこと ...
続きを見る
カウンセリングでは「自己肯定感をUPする」ことを扱うことも多く、まさに今ホットなテーマです。
自己肯定感が低いと、「私って大丈夫かな?」という不安が常に付きまといます。
私の感覚は合ってるかな?
私は頑張ってるかな?等々
そうすると、他人に自分の不安を解消してもらいたくなるんです。
「私ってダメだよね」と言って、「そんなことないよ」と言ってもらうみたいな感じです。
ところが他人に依存すると、これまたうまくいかないことが多く(;^ω^)他人は自分が期待しているほど、不安を解消し続けてくれるわけではないからです。
自己肯定感が高い人と低い人の大きな違いの一つに、「事実に価値をくっつける癖があるかどうか」というのがあります。
こう言うと、ちょっとわかりにくいですかね?
例えば、ちょっと失礼な話ではありますが、「今日髪型がボサボサだね」と言われて「えっ?そうなんだ!やだ~、直そう~」と、ただの事実として認識する人と
「グサリ。髪型がボサボサってひどいよ。私に魅力ないってことなのかな・・・」みたいに
事実に自分の価値をくっつけて認識する人に分かれます。
これは何でもそうで、仕事で失敗した!という時でも、「この仕事はミスしちゃった。じゃあ次からはミスしないように気をつけよう。ここをもう一回確認しておけば、次からは大丈夫かな」と事実とその対策を考えられる人と
「やだ!もうダメだ~。こんなミスするような私は価値がないよ・・・。これから何をやってもダメなんじゃないの?」などと、一つのミスを事実として受け止める前に、自分責めに走ってしまう人。
ミスした事実と自分の価値をくっつけてると、こうなります。本当は、事実と価値に相関はないんですよね。
自己肯定感の高い人は、事実を事実として認識できる人なんじゃないのかなと思います。
自己肯定感が低いと、事実を認識しようとしても、「価値のない私、ダメな私」がくっついているので、見れなくなっちゃうんです。事実を見るには痛すぎるのですね。
でも「価値のない私、ダメな私」という部分こそ最大の誤解なんです。
一生懸命仕事をして、人のことを想い、自分に真剣に向き合っているのに、ダメなわけがないです。
ダメだダメだと思ってると、本当はできることでさえ出来なくなってしまうものなんです。
何者かに変わる必要があるのではなく、今の自分が実は素晴らしいことを受け取るだけ。
価値がないなんて思いたい人は誰もいませんからね。
クライアントさんからは「それは頭ではわかっているんですけど、感覚で腑に落とすのがなかなかなんですよ~」とよく言われますが。
確かにそうですよね(笑)。はい、そうですかと、すぐにできたら苦労しませんよね。
でも気づけたことが大きな一歩。
それに、なかなか難しいと言いつつ、それでも自己肯定感を上げたい!と意欲を持っていることが素晴らしいんです。
意欲を持って続けていけば、ちゃんとUPしていくので大丈夫!