自分自身・人間関係の悩み

仲良くなりたい人がいないときの隠された心理

職場や友人、家族、パートナー・・・人に恵まれるかどうかで、私たちの心の満たされ具合は大きく変わりますよね。

「親しい人が欲しいんですけど…でも、仲良くなりたい人がいないんです」とお聞きすることがあります。

例えば、ヨガレッスンに通ってリフレッシュして、ついでにお友達ができたらいいなぁ~と思っていても、これといった人が見つからない、ということもありますよね。

仲良くなりたい気持ちがあっても、惹かれる相手がいなければ、なんだか残念に感じちゃうものです。

仲良くなりたい人がいないとき、自分と相性の良い人がその場にいないときもあれば、そうではなくてマインドの問題のときもあります。

本当にいない場合は仕方がないのですが、そうではなくてマインドの問題の場合もあるんですね。

特に、傷つきたくなくてハートが閉じているときは「仲良くなりたい人がいない」という心境になることが少なくありません。

人付き合いに苦手意識を持っている場合、自分が周りに歓迎してもらえるか自信がなかったりしますよね。

どこかで「こんな自分」と思っていると、他人からも悪く思われるんじゃないかという投影が働きます。

仲良くなると本当の自分(←「悪い自分」だと思っている)がバレてしまうので、人が近寄ってこない方が実は都合がいいのです。

「仲良くなりたい人がいない」と思うことで、自分の心を守っている、ということなんですね。

傷つきたくないし、失敗したくない。今度は仲良くなれるかもと期待して、またガッカリしたくない。

そんな気持ちが大きくなると、自分を守る方向にエネルギーが注がれます。

この人良さそうだな~と思って近づいて、うまくいかなかったら傷つくので、最初から「興味のある人はいない」ことにしておけば、自分の心を守れるというわけです。

実際、興味ないな~と思っていても、後から、相手に意外な一面があることがわかって印象が変わることもありますよね。

でもこういった心理になっている時は、食わず嫌いになりがち。

相手がどんな人なのかな~と興味を持って観察する余裕がなくなり、相手よりも自分に意識が向きます。

理想を言えば、あまり先入観に囚われすぎずに、どんな人なんだろう?と楽しみにするくらいの余裕を持てるといいのですが…。

「仲良くなりたい人がいない」という悩みが表しているのは、「もう傷つきたくない」というあなたの心の声なのかもしれません。

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