自分自身・人間関係の悩み

私の欲しいものはそれじゃない!と思う時は、自由に話せる関係性になっているかがポイント

2018年3月22日

自分が欲しいものと、親がくれるもの、またはパートナーがくれるものが食い違っていることというのは、それほど珍しいことではないと思います。

例えば、パートナーから一回、ゴディバのチョコをもらって「おいしいね~」と喜んだら、次からずっとゴディバのチョコばかりくれるようになってしまい

「たまには、ゴディバのチョコ以外のものが欲しい・・・」と思いながらも、言い出せないとか。


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「昔から、親はモノやお金を与えてくれるけど、私は一緒に過ごす時間やスキンシップが欲しかった!」というお話をしてくださったクライアントさんがいます。

ということは、きっと一緒に過ごす時間やスキンシップが足りなくて、ずいぶん寂しい思いをしていたのでしょうね。

親からしてみれば、時間がない中で、何かしてあげたいと思ったがゆえの「モノやお金をあげる」ということなのでしょうが。

お互いに愛情があるのに、あげてるものと欲しいものがズレている状態。

ずっとずっと我慢を重ねていたクライアントさんは「私が欲しいものはこれじゃない!私が一番欲しいものしか欲しくない」みたいな気持ちになっていったようです。

「もしかして、何を差し出されても受け取ってやらない!みたいな気持ちもありますか?」と聞いてみたら「あぁ~、あるかも~」と。

こうなるとモノやお金は寂しさを埋めるための手段になることが多くて、もらっても使っても、結局満たされないんですよね。お金もらっても、それほど欲しくないものに使っちゃったりとか。

発端は、親と一緒に過ごしたかったのにできなかったので、拗ねちゃったということなんです。

「一緒に過ごしたい」ということを、実は表現していないのでは?というのも気になるポイント。

聞いてみたらクライアントさんも、「確かに表現は・・・してないかも」とおっしゃっていました。

もらうものと欲しいものが食い違ってるとき、何らかの理由で我慢してそれを受け入れて、ずーっと我慢していると、拗ねが高じて「私は欲しいものが手に入らない」みたいな思い込みが生まれることがあります。それはちょっと悲しいですよね。

このような状況のときは、相手と自由にモノを言える関係性ができてないことも多く・・・。

親との間でこのような関係の人は、パートナーともそうだったり、友達ともそうだったりと色んな関係性で再現されていることが多いんです。

言えない、我慢しちゃうのにも相応の理由があると思いますので、カウンセリングでは原因を見つけてケアしていきます。

与えられたものを「ありがとう~!」と受け取り、「でも、今の私はこういうものが欲しいんだよね~」とケロリと言える。素直に表現できるような関係性ができるといいですね。

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