日常に役立つ心理学

毎日がつまらないときは、怒りで感情に蓋をしているかも。

2017年2月24日

名古屋・栄の丸善に行きましたら、なんと!

6F心理学コーナーに『ゆずらない力』が平積みされていました!!しえーー

発売当初は、棚に1冊しかなかったんですけどね。知らない間に出世していました(笑)有難いです♡

Amazonでも売れ続けているようですが、まだの方は、ぜひ読んでみてくださいね。対人関係が苦手な人は基礎体力がつきますよ。

***

「毎日がつまらないんです」
「何がしたいかわからないんです」
というご相談をいただくことがあります。

どうしてそう感じるのか、どう対応していけばいいのかは、もうちょっと詳しくお話を聞いていかないとはっきりしたことは言えないんですが(いくつかバリエーションがあるんですよ)

今回は「怒り」の感情に注目してみたいと思います。

私はカウンセリングを学んで自分を認めていってから、「怒り」を素直に表現して解放できるようになってきまして、それが本当によかったな~って思ってるんですね。

自分が「怒った」ことを自覚して、おうちなどで瞬間的に吐き出しているだけなんですが、そうすると、その一瞬怒るだけで終わるので後は怒っていたことすら忘れてケロリ。

表現して解放することで、なくなるんです。だからずっと怒り続けることもないし、心の中にたまらない。

でも、それができるようになるまでは「怒っちゃいけない」ってすごく思っていたんです。

穏やかな人でいなければならないとか、こんなことくらいで腹を立てては良くないとか、、、。

そう思っているときは、怒りを心の中にため込んで蓋をしている状態です。表現して解放できていないのでずーっと怒ってる状態になって、結構苦しいんです。

で、ここからがポイントなんですが、実は、人の感情というのは心の中に順番に入っているんです。

「怒り」は一番上にあります。その下に、悲しみがあって、その下に喜びとか楽しみがあります。そして一番下の深い層には「愛」があります。

なので、心の層の一番上にある「怒り」の感情に蓋をして、怒っていることに気づいていなかったり怒ってても表現できずに抑えこんでいると、「怒り」の下にある感情たちが出てこれなくなるんですよね。

喜びとか愛とか、そういったポジティブな感情が感じられなくなるんです。そうなると、毎日つまらなくなりそうじゃないですか?楽しいとか嬉しいとか感じられなくなりますからね。

心が全く動かないんだよな~~というときは、怒りをため込んでいないか?に注目してみるのもいい方法です。

もちろん、このパターンだけではないので、怒りは解消されているという場合は別のところに原因があることもあります。

せっかく喜怒哀楽という感情が与えられているので、めいっぱい感じて心を動かしていきたいですね。

そのためには、怒りを悪者にせず、瞬間的に怒って解放してあとはケロリとするに限ります(誰かに怒りをぶつけるのはNGなので、一人の時にやりますよ)。

嫌なことがあれば怒りたくなるのが普通ですので、こんなことで怒っていいのかなぁ、なんて思わずに吐き出していきましょう。

-日常に役立つ心理学
-

© 2013 Aya Takami All Rights Reserved.