日常に役立つ心理学

心が無力感で疲れちゃったら

2017年1月16日

中島みゆきさんの「誕生」という歌をご存知ですか?

カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスで行われるセミナーでよく使われてて、私はその歌を知ったんですが、もうね、歌詞がすごくいいんですよ!

出だしから、とても短いフレーズなのに重みと深い想いを感じさせる内容なんですよね。

「生まれてきたときに、みんなから歓迎されたことを思い出してね」というような内容があるんですが、いちばんグッときたのは「歓迎されたことが思い出せない場合は私があなたを歓迎しますよ」というところ。

もし自分が生まれてきたことが歓迎された記憶がないと思ってる人がいたらどうなんだろう?とドキドキしながら聞いていたので、その答えがそんなふうに出てきて。

こんなことを言われたら嬉しくて泣いちゃうなぁ、と。

辛い時って、こういう誰かの優しさとか自分に向けられる想いによって救われることがあるんだろうなと思いますね。

もし、私って何にも出来ていないなと感じたり、色々手をつけてやったけど、結局何も成し遂げてないなと思ったり

何をしたいのか、また何ができるのかわからなくなったりして、自分がちっぽけな存在のように感じてしまうときは

現実から少し目をそむけたくなったり、自分の殻に閉じこもって何ならメールボックスを見るのも億劫になったり、SNSを見るのが怖くなったりして外の世界から離れたところに行きたいなーって思うことがあるかもしれません。

でもそうやって、殻に閉じこもってても良いことがないのもわかってて。孤独になるだけで、何の進歩もないよねって。

そういうときは、何かをしたい気持ちや役に立ちたい気持ち、何かに対する愛が強くて自分に対するハードルが高くなっているのかもしれません。

自分から分離して孤独に感じているときは、あの時優しくしてくれた〇〇さんやあの時あなたにはすごいところがあるよって言ってくれた〇〇さんや自分のことを気にかけてくれる〇〇さんや・・・

今まで自分に対して向けられた周りの人の優しさや愛を思い出していくことができたらなと思います。

そしたらつながりを感じられるし、自分に対するハードルが高くなっていることにも気づけるかもしれないし、もう少し自分を肯定的に見れるようになるかもしれません。

心が閉じこもりがちなときほど、周りの人の想いに目を向けてみる。そんな意識が自分を助ってくれるはず。

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