自分が本当は何を感じているのか、何を考えているのかがわからないというお話をよく聞きます。
そういう方はとても我慢強いので、自分の本音よりも社会の価値観や親の意向を優先して行動を選択します。
でも何かの拍子で、身体が動かなくなってしまったり、気持ちが乗らなくてやる気も起きなくなって、あれ、なんかおかしいなと気付く。
わたしたちは本音と行動が一致していないと、動けなくなってしまうんですね。
どうしてそうしたんですか?とか、そう思うのはなぜですか?と、私はよく理由をお聞きします。その質問が本音を探るツールになるからです。
普段本音を抑圧している人は、いきなり理由を聞かれてもわからなくなったりすることがありますが、一生懸命その時の感覚を言葉にしようとされます。
悲しい、いや、虚しい、いや、違う、なんだろうこの感覚は・・・??怖い、何が怖い?、失敗するのが怖い?嫌われるのが怖い?
ひとつひとつ言葉にして紡ぎ出しながら、いや違う、これは感覚に近いというように、自分の本音に迫ります。
その時に、自分の気持ちを適切に表現する言葉がすぐに見つからなくてもいいんです。
いろんな言葉を発しながら、どれが感覚に近い言葉なのかを探していきましょう。
我慢強かった人、それから、感受性が強くて感じてきたあらゆることを封印してきた人は、まず本音を探す言葉を発することからスタートです。
本音にたどり着いて、わたしって本当はこう思っていたんだと気付いたとき、癒しは起こります。癒しが起きると、不思議と心身ともにすっきりします。
もやもやしていた感覚がクリアになって、今まで拘っていた価値観がどうでもよくなったりします(笑)
そのとき、あなたのステージは確実にひとつ上がったと言えるでしょう。見える世界がガラリと変わりますよ。