自分のことをもっと大切にしましょう。よくカウンセラーが言いますよね。
ほとんどの方から「自分を大切にするってどうしたらいいんですか?」と質問されます。
確かに抽象的な話でわかりにくいかもしれません。
自分にご褒美をあげたり、身体を慈しんであげたり、大切にするやり方は何通りもあるのですが、今回は自分に嘘をつかないというお話です。
自分を大切にするためにも、嘘はつかない方がいいんです。
社会性を持つ私たちは、自分の本音と社会の価値観のすり合わせをしますが、時々こうすべきなのにやりたくない、とか世間の価値観と不一致を起こすことがありますよね。
そのとき、自分の本音は封印されたり、なかったものとされることが多いと思います。
本当は一瞬で答えがわかっているのに、後からもっともらしい理由を考えて付け足すことがあります。
特に感受性が強い方は本音と違う言動をすると、どんどん心苦しくなってきますので、できるだけ本音を見てあげる必要があるんですね。
本当はやりたくないんだけれど、やらないといけないから、やる選択をするというのはOKです。本音をちゃんと見ていますからね。
ただ、やりたくない思いを封印して、やるべきだからやる、というのは違います。
自分に嘘をつかないために、この2つのことを注意してみてくださいね。
・本当はやりたくないのに、やっていることを止める。
・本当はやりたいのに、やっていないことをやる。
たった、これだけです。
でもこれだけが難しいんですけどね。
自分の中のルールやタブーを破る必要が出てきますので、えいやっという勇気がいります。
本当に変わりたいと望むのなら、今までのパターンを変える必要があります。
何かに対峙したとき、一瞬で本音はわかっているはず。自分の中に湧き上がる感覚に一番信頼を置いてくださいね。
自分の感覚以上に信頼できるものなんてないんですから。