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頑張ってるのにうまくいかないのはなぜ?|“自分を認める”だけで心がラクになる理由

2025年10月15日

ななみさん
職場でも恋愛でも、頑張ってるんですけど、なんだかうまくいかなくて…

周りからは「うまくいってる」って見られやすいんですけど、実はずっとモヤモヤしていて、なかなか言えないんです。

心理カウンセラー 高見綾
そう感じるのって、本当につらいですよね。

「頑張っているのにうまくいかない」と感じる背景には、ある“心のパターン”が関係していることがあるんです。

今日はその仕組みと、少しずつラクになっていけるヒントをお話ししますね。

この記事のハイライト

  • 「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」と感じるのは、努力不足ではなく、知らず知らずのうちに“相手基準の頑張り方”に偏っていることが原因かもしれない。

  • 「ちゃんとしていないと認められない」「人の期待に応えなければならない」──そんな思い込みに加えて、「人にどう見られるか」が自分の価値を決める基準になっていることもある。

  • 「私はどうしたい?」という問いかけが、“自分を認める頑張り方”へのシフトを後押しする。

  • 頑張る“向き”を少し変えたことで、心の余裕と人間関係に変化が生まれたクライアントの事例もご紹介。

「頑張ってるのにうまくいかない」あなたへ

頑張っているのに、うまくいかない。
職場でも、恋愛でも。
ちゃんとやっているのに、なぜか距離を置かれてしまったり、報われないような気持ちになること、ありませんか?

まわりからは順調そうに見えても、心の中ではいっぱいいっぱい。
「私の何かが、間違ってるのかな」
そんな思いが、ふとよぎることもありますよね。

たとえば──

  • いつも周りを気にかけているのに、なぜか孤独を感じる
  • 期待に応えているのに、気づけば疲れ切っている
  • お願いされるとつい引き受けて、あとで自分がいっぱいいっぱいになる

私のところにも、「それでも、頑張るしかないんです」と話してくださった方がいました。

そんな方が、あるとき、頑張る“向き”をほんの少し変えたことで、人との関わり方にも、心の余裕にも、少しずつ変化が生まれていったんです

「同じように悩んでいた人が、どうやってラクになっていったのか」

今日は、そんな変化のきっかけになった、“頑張り方を整えるヒント”をお伝えします。

私はこれまで、「頑張っているのに、人間関係がうまくいかない」「恵まれてるように見られるけど、実は心がいっぱいいっぱい」

そんな方たちのお話を、たくさん伺ってきました。

私自身も、 周りに合わせすぎたり、「ちゃんとやらなきゃ」と力が入りすぎて、いつの間にか心がすり減ってしまった経験があります。

でも、心理学と カウンセリングに出会って、「もっと自分を大切にしていいんだ」と思えるようになって、人間関係がラクになりました。

今では、心理カウンセラーとして4,000件以上のご相談に向き合い、著書『ゆずらない力』も出版しています。 

今日のお話の最後には、“頑張り方”を少し整えるための小冊子を、無料でお渡ししています。タイトルは『自分を大切にする方法』

“自分のペースを取り戻す感覚”を思い出せる内容になっていますので、気になる方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

うまくいかないのは、努力不足じゃなく“頑張る方向”の問題だった

では、どうして、  頑張っているのに、うまくいかなくなってしまうのでしょうか。

たとえば、  仕事ではいつも丁寧に対応している。  

人の気持ちを考えて、場の空気を乱さないように気を配っている。  

誰かが困っていれば、自分のことを後回しにしてでも助けようとする。

どれも、人としてとても素敵なことです。  

でも、そんなふうに“相手の安心を大切にする頑張り方”を続けていると、 知らず知らずのうちに "頑張るエネルギー" が、 自分のためではなく、他人のために偏っていくことがあります。

最初はそれでうまくいっていた関係も、いつの間にか、「どう思われてるかな」「ちゃんとできてるかな」と、相手の反応にばかり意識が向くようになっていきます。

そうすると、  本当の自分を出せなくなってしまったり、  本来の力を発揮できなくなったりすることもあるんですね。

つまり、あなたがうまくいかないと感じるのは、  努力が足りないからではありません。  

“相手のための頑張り”に、ほんの少しバランスが傾いているだけなんです。

“頑張っているのにうまくいかない”癖は、どこで身についたの?

では、この“バランスの崩れ”は、どこから生まれてくるのでしょうか?

実はこの“頑張り方”の根っこには、もっと深い背景が隠れていることがあります。

たとえば──
「ちゃんとしていないと認めてもらえない」

「人の期待に応えることが、自分の価値につながる」

そんな感覚を持ったことはありませんか?

子どもの頃に、親から十分に認めてもらえなかったり、「本当の自分では受け入れてもらえない」と感じた経験がある方もいます。

そうした経験を重ねるうちに、次第に「人にどう見られるか」「どう評価されるか」が、自分の価値を測る基準のようになっていきます。

そしていつの間にか、“自分がどうしたいか”よりも、“相手がどう感じるか”を優先する──

そんな頑張り方が、当たり前になっていくのです。

※ここまでの内容を動画でも解説しています👇

ほんの少し「自分側に戻す」だけで、人間関係はラクになる

いちばん認めてほしかったのは、自分自身だったと気づいた話

そういった背景があったことに気づいたときから、生き方が少しずつラクになっていった方もいます。

最初は、誰かに認めてもらいたい気持ちが強かったけれど、あるとき、こんなふうに気づかれました。

「もしかしたら、私がいちばん認めてほしかったのは、他の誰でもなく、自分自身だったのかもしれません。」

そこからは、少しずつでも、「私はどうしたい?」と、自分に問いかける時間を大切にするようになっていきました。

そしてあるとき、こんなふうにも話されていました。

「自分を認めるって、その時その時の本音に耳を傾けてあげることなんですね」

 今では、自分の気持ちを丁寧に扱えるようになり、人との関わりでも、ずっと自然な自分で向き合えるようになってきているそうです。

 “私はどうしたい?”の問いが、心をラクにする第一歩

あなたがこれまで頑張ってきたことには、ちゃんと意味があります。

ただ、
「誰かに認めてもらうため」だった頑張りが、いつの間にか「自分を後回しにする」形になっていただけ。

これからは、誰かの期待に応える前に、「私はどうしたい?」と静かに問いかける時間を持ってみてください。

その小さな習慣が、自分との信頼を取り戻し、“相手基準”で頑張りすぎる自分を、 少しずつ "自分側" に戻してくれます。

自分を後回しにしてきた時間が長いほど、 自分を優先させることは、少し怖く感じるかもしれません。

でも安心してください。

相手のことも大事にしながら、 自分も同じように大事にする。

その "ちょうどよいバランス" を見つけることができたら、 人との関係も、あなたの心も、もっと自然に、ラクになっていきます。

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✍この記事を書いた人
心理カウンセラー・高見綾

職場や恋愛で「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」──そんな違和感を抱える女性の心をサポートし、これまでにのべ4,000件以上のカウンセリング実績があります。

「感情の扱い方」や「心の境界線の築き方」など、“頑張りすぎずに、自分らしく生きるための心理サポート”を日々お届けしています。

著書に『ゆずらない力』(すばる舎/韓国語翻訳出版)。
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」など、メディア掲載も多数。

ご相談に来られる方の中には、「外からはうまくいっているように見られるけれど、実はすごく悩んできた」とお話しされる方がたくさんいらっしゃいます。

恵まれて見えることで、誰にもわかってもらえない。理解されない孤独を抱えている。
私はそんな方の気持ちを、これからも丁寧に受け止め、応援していきたいと思っています。

あなたが「私はこれでいい」と思えるような毎日を、一緒に作っていきましょう。

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