「自信がない」というワードは、カウンセリングではとてもよく出てくる言葉の1つです。
今回は、自分が感じていることや思っていることに自信がなくなってしまうケースについてのお話です。
例えば、誰かに対してイラっとしたとしましょう。
日常ではよくあることですよね。
でも、ふと我に返ったときに、「こんなことでイラっとするなんて、私は心が狭い人間なのではないか」「こんなふうに感じること自体が間違ってるんじゃないか」と思ったり
周りの反応と比べて、「みんなもそう思うなら安心できるけど、私だけだったらどうしよう」と不安になることもあるかもしれません。
自分が思ったこと&感じたことに対して疑問が生じると、ぐらぐらしてきますよね。
正しい、間違ってる、合ってる、合ってない、というように物事を考えがちであったり、周りの意見や評価を気にするタイプの人は、このような思考に陥りやすいようです。
いわゆる他人軸になっている状態ですね。
こうやってぐらぐらしてくると何が起きるかというと
内面的には、ぐるぐる考えることにエネルギーが取られてしまうので、精神的に疲れやすくなります。
また、対人関係においては、軽く扱われる&なめられやすくなるという傾向も。
そうなると、「なめられるってことは自分が間違ってるのかな」とますます混乱してきて自信を失い、負のループに入ってしまいがちです。
確かに、何をどう解釈するのかについては、絶対的な正解がないからこそ迷ってしまいますよね。
これをこのまま放っておくと、また別な場面でも、同じようなパターンで自信がなくなってぐらぐらするという流れが起きやすくなります。
できれば、なかったことにせずに、自分が何にイラっとしたのか、明確にしておくことがおすすめです。
感情は抑圧せず解放してあげることが大切ですからね(ただし、人にぶつけるのとは違いますよ)。
「私って、こういうことを嫌だと思うんだな~」という自分に対する気づきが得られるだけでも大きな前進です。
自分が感じることと、世間一般の評価や考え方は別物として分けてみたほうが、心の整理がしやすくなりますしね。
「怒っちゃいけない」「誰かを悪く思うのは良くない」と思い過ぎていたり、「いい人でいなければ」という呪縛が強かったりすると、こうしたループに入りやすくなります。
心の整理をするときは、あまり最初から物分かりの良い人であろうとしすぎると、かえって複雑になってしまうことが多いので、できるだけシンプルにシンプルに、自分の気持ちに素直になっていくほうがおすすめです。
そんなふうに、感情に蓋をしないように、抑圧を解放していくように、カウンセリングは進んでいきます。
”自分だけではぐるぐるして整理ができないよー”という場合は、遠慮なく私を頼っていただけるとうれしいです。
いくら物分かりの良い人になってみても、それが本心で納得したものでなければ、またぶり返してしまうものです。
そうすると、長引いちゃいますからね。
傷は浅いうちにケアしてあげたほうが、治りも早いです。
自分に素直になってジャッジせずにいられたら、自分の中がクリアになっていきますし、そうすれば自信がなくてぐらぐらすることも減り、それと連動して、なめられにくくなりますから。
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さて、もう年末ですね!
個人的には特に年末年始という感じでもないので、通常通り稼働しています。
カウンセリングのご予約は1月17日(月)まで受け付けています(電話カウンセリング&ZOOM面談カウンセリングのみとなります)。
おかげさまで産休まで残りわずかのところまで何事もなく、すこぶる健康で来ることができました。
体調も良く元気に過ごしています。
たくさんのお気遣いと祝福をありがとうございました。
あと半月あまりとなりましたが、精一杯務めていきますので、引き続きよろしくお願いいたします💖そして5月1日の復帰以降もどうぞよろしくお願いします。
( ↓ 結婚10周年のとき、妊娠6か月くらいです)