自己実現・やりたいこと

「ガッカリさせちゃったらどうしよう」という恐れがもたらすもの

お仕事など、やりたいことを頑張りたいと思っているときに、躊躇なくアクセルを踏めればいいのですが、なぜか一緒にブレーキも踏んでしまいそうになることはありませんか?

進みたいのに、心のどこかが「うっ」となるというか、何か躊躇が生まれるような瞬間ってありますよね。。

一見してうまくいっているときこそ、こういう現象が起こりやすいかもしれません。

そんなときは、よーく心の中を観察してみると、どこかで一歩引き気味な自分を発見するケースが多いようです。

うまくいってるはずなのに、なんでだろう?というところを探ってみると

タイトルにあるように、「期待に応えられなかったらどうしよう」「ガッカリさせたくない」「思っていたのと違うと思われたくない」などの恐れに出会うケースは少なくありません。

こうした恐れを抱く人は、とても頑張り屋さんなのですよね。

「良いものを提供して喜んでもらいたい」という気持ちを誰よりも強く抱いています。

素敵ですよね。もしサービスを受けるなら、こういう人から受けたいよなぁって私なら思います。

でも本人としては、レベルの高いものを提供しているにも関わらず、完璧なものを出さないとダメだと思い込んでいることもありますし

(ダメだと思う)自分を隠して、背伸びした自分を見せているから、いつも窮屈で息苦しい感覚がつきまとってしまうこともあるようです。

実際は、すでに周りからは受け入れられていて愛されているにも関わらず、です。

良い自分だけを見せて、ダメな自分を隠そうとすると、結構疲れちゃいますよね。

私の経験上、「ダメな自分」だと思い込んでいるところは、実は周りからすると、とても大切な「愛されキャラ」であることが多いなと感じます。

人間らしい部分であったり、愛嬌があったり、抜けてるところが可愛いなぁと思われたりとか…。周りから応援される部分なんですよね。

せっかく愛されて応援される部分なのに、隠していたら勿体ないなぁと思ったりします。

(自分が悪いと思う面を)隠そう隠そうとすればするほど、完璧主義に陥りやすくなりますからね。

「ガッカリされたらどうしよう」と思うところも、裏を返せば、それだけ真摯に取り組んでいる証拠でもあります。

もしかすると、過去に、ガッカリされてすごく傷ついた出来事があったのかもしれません。

または、ガッカリされたと思った出来事はなくとも、人の気持ちに敏感であるがゆえに、「この人は何も言わないけど、きっとこうしてほしいと思っているんだろうな」と先回りして対応する癖が身に付いているのかもしれません。

私自身も、「期待に応えたい」とか「ガッカリされたら悲しい」という思考の癖を持っている方です。

進みたいのに進めないときや、やる気があるのに引き気味になってしまうときに、なんでこうなるんだろう?と自分の内面を見つめてみると、大抵、この理由が出てくることが多いですね。

深堀りしていくと、両親とのエピソードに行きつくことが多いですが、最終的に「なんだ、私ってただの良い子(優しい子)じゃん」と思えたときは、スカッとしましたね。

さまざまな理由があるものですが、どんなケースであっても、その傷を癒やし、ご自身を許してあげることが大切かなと思います。

アクセルを踏みたいのにブレーキも一緒に踏んでしまうようなときは、今回のお話のような理由が隠れているのかもしれませんよ。

何か参考になりましたら幸いです。

-自己実現・やりたいこと
-,

© 2013 Aya Takami All Rights Reserved.