もっと仲良くなりたいと思っているのだけど、1年経ってもそれほど親密になれた感じがしないとき。
果たして「仲良くなる」ってどうしたらできるんだろう？今までどうやって友達作ってたんだっけ？と、ふと我に返る瞬間があるかもしれません。
私も親密になるのが苦手だったので、半年経っても1年経っても「あれ？あんまり関係性が変わらないぞ」となったときには、周りの子がどんどん仲良くなっていく様子を見て、さすがに自分に原因がありそうだと思いましたね（遠い目）。
私たちが親しくなるのには個人的な話をしていく必要がありますよね。自分がどんなことを思っているとか、相手はこんなことを思っているとか、そういう心のうちを明かしていくことで共感したりしてお互いに理解を深めて親しくなっていきます。
でも、自分をオープンにしていくことに抵抗があるときは、心の扉がきゅっと閉じてしまっています。
自分としては、1年経っても仲良くなれないし友達の心に触れることができない、触れさせてもらえないと思っているのですが、実は、友達に対しても自分の心に触れさせてあげていないことが多いんですよね。
親しくなるためには心の扉をオープンにして自分の心に触れさせてあげることが実はてっとり早かったりします。あなたが先に、心をオープンにして相手を信頼した分だけ、相手からも信頼されるというわけです。
ちなみに…
「あなたのファンです作戦」や「好き好き攻撃」をすると、結構な確率で親しくなれます。「あなたのファンです」レベルの軽い好意であれば、好かれて嫌な気分になる人ってあんまりいないですからね。
私も人間関係が苦手なわりに珍しくすんなり仲良くなれたなと思ったときは、たいてい無意識に好き好き攻撃をしていたケースが多いです。
そういうときって相手がどう思うかとかはあまり気にしてなくて、とにかく「あなた素敵です～」「最高です」と相手を祝福することに全力を費やしているんです（笑）。
ファンですって言われて気を悪くする人はあまりいないので、たいてい仲良くなれちゃったりするんですよね。
でも、なかなか親しくなれないな～と思っているときは「あなたのファンです作戦」や「好き好き攻撃」をする以前に、「私は迷惑じゃないだろうか」とか「私と一緒にいて、この子は楽しいのかな」とか、そういったことが気になって一歩踏み出せないというケースが多いんじゃないかなと思います。
「私でいいのかな」と思い過ぎるあまりに仲良くなりたい気持ちに素直になれないという感じです。すると不思議なことに相手の嫌なところが目に付いたり、何かと文句を言いたくなっちゃったりするんですよ。
仲良くしたい、でもグループ交際は嫌とか、この話題は興味がないとか、すごく好きと思えない、話してもつまらない。でも一人でいるのは寂しいし輪の中に入りたいし、もう自分がどうしたいのかわからなくなってきたりします。
ちょっと考えてみていただきたいのですが、もし友達が「私、あなたのこと好き」って歓迎してくれたら。「あなたと一緒にいると楽しい」って笑ってくれたら。
どんなふうに思いますか？今あるごちゃごちゃした心の葛藤は少しは減るでしょうか。
もし、相手が歓迎してくれたら安心して自分の心の扉を開いていくことができるのだとしたら、やっぱりあなたの本心は仲良くなりたいということなのでしょうね。
友達関係はどちらかが、心の扉をひらいていくことで、関係が深まっていきます。その心の扉を、先に開いていくのはあなた…であっても良いのですよね。