まわりに人がいるのに虚しさを感じる理由

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心理的にひとりぼっちであること

友達もいるしパートナーもいるし、職場の人とも話すし、大きな問題はないはずなのに虚しくて心にぽっかり穴があるような感覚。

意外かもしれませんが、まわりに人がいても寂しさを感じることってあるんですよね。

まわりの人とそれなりに仲良くやっている場合は、自分でもなぜそんな感情が出てくるのか不思議に思うのではないでしょうか。

このような状態になるときは、私たちは心理的にひとりぼっち(誰かとのつながりが弱いとき)であるのです。

当たり障りのない話はするけれど、自分の本音は隠したままであるとか、本当の自分を見せたら嫌われてしまうんじゃないかと思っているとか、そういった事情があると、心はオープンになりません。

見えない壁をつくってまわりと接しているような状態になります。

もちろんその壁は、自分が傷つかないように心を守るため、もしくは相手に迷惑がかからないようにするためという事情があってできたものであることが多いです。

つまり、必要があってできたものだということなんですね。だから当時の自分にとっては必要だったし悪いことではないんです。

私たちの根源的な欲求は「愛し合いたい」ですので、長い間壁をつくったままにしておくと、心が通い合わないのでつらくなってきてしまうのですね。

「私には何もない」という感覚

私自身も過去、こういった虚しさや寂しさみたい感覚がありました。

私の場合は今思い返すと、自分のさまざまな感情をどう扱っていいのかわからないまま飲み込んできました。寂しさや戸惑いなども誰かに共有することなく、なかったことにして蓋をしてきたんですね。

周りに話をすれば聞いてくれる人はいたはずなのですが、あまりにため込んでいたのでうまく表現することができずに「なんか伝わらない」「わかってもらえない」という感覚もあって、また黙るというサイクルに入っていたようです。

(←少しの感覚の違いにも敏感になり、ちょっとでも相手の受け止め方が違うと、そうじゃないと納得できなかったりと、傷つきやすくなっていたのもありますね)

そのうち、誰かに話したり、シェアしたりすることの価値も意味もわからなくなり、「話したって意味なくない? 何も変わらないんだし」と本気で思うようになっていきます。

一見してクールで感情の起伏もあまりない。他人から聞かれたら答えるけど、自分からは言わないという消極的な姿勢。

それくらい、「何かを伝えたい!」という欲求も、「何かをしたい!」という気持ちも心の奥底に引っ込んでいたみたいです。

虚しさを感じている人は、私には何もないという感覚を強く持っていることが多いです。

私も例外に漏れず、そういった感覚がありましたので、自分の価値を低く見積もっていました。自分が何かを言うことで周りを笑顔にできるとか、そんな力があるだなんてことは全く思っていなかったですね。

虚しさは自分を取り戻すチャンス

自分の感情をなかったことにして抑え込んでしまうと、そのうち消極的になってきて自分が何がしたいのかも感じられなくなってきます。

だからこそ、寂しい&虚しいという感覚が出てきているなら、自分を取り戻すチャンスです!

心が傷つかないように&周りに迷惑をかけないように守りに入った結果、消極的になり自分を与えるということをしてきていないので、何もない気がしちゃうんですね。

だからこそ、「足りない何か」を他人から貰いたくなります。外に刺激を求めたくなります。でも外から手に入れたものは、次第に賞味期限が来て色あせていきます。

虚しさを埋めるものは、あなたの内側から沸き上がる何かであるはずなんです。

まわりとうまくやっていても虚しさがあるという場合、あなたの本当に欲しいものが手に入っていないようなのです。

ネガティブな感情を隠したことで、ポジティブな感情も感じにくくなっているのです。それにちょっと自分の価値を低く見積もりすぎちゃっているみたいですよ。

かりそめの満足に甘んじるのではなく、あなたが本当に欲しいものに素直になること。自分自身に力がないからといって出し惜しみするのではなく、全面的に与えていくこと。

これらのことが何かのヒントになるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

高見綾|女性リーダー専門の心理カウンセラー

職場の人間関係に消耗している女性リーダーが、
自分を責めずに前へ進めるようになる専門家。

嫉妬・摩擦・正論が通らない——
その構造を心理の視点で整理し、
「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

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