その昔、ネガティブな感情を感じることは良くないと思って抑え込んでいたんですが、ネガティブもポジティブもあっていいんだと両方許そうと決めて、それから怒りやイライラなどの感情への対応が上手になってきたなと自分では思っています。
イライラしたり怒りが沸いたりすることは誰でもあると思いますが、それに振り回されると疲れちゃいますよね。
なので今日は、振り回されないためのコツをシェアしたいなと。
まず、どんな感情も否定しないことが前提として大切なことです。
カウンセリングでもお話するのですが、感情はパッと湧き上がってくるものなので、出てくる瞬間は自分ではコントロールできないんですよね。
イラッとするのも仕方ないんです。
出ちゃったものはしょうがない。
あー私、今イライラしてるな~ というのを一旦受け入れます。
ここを、もう一人の自分と対話するような感じで寄り添ってあげると、なお良しです!
うんうん、ほんと、イライラしちゃうよね。だって〇〇だからしょうがないよね、腹立つね。みたいな感じで共感してあげます。声に出して言ってあげるのもいい方法です。
ここでイライラをしっかりと感じてあげることがポイントです。イライラしてはいけないなどと、自分を否定しないことです。
否定すると感情が抑圧されて、解放されなくなりいつまでもくすぶり続けることになるので要注意。だってそう思ったんだから、しょうがないのです。
そしてしっかりと受け入れてあげた後は「で、どうする?どうしたい?」と自分に聞いてあげます。
湧き上がった感情を否定せずに受け入れて、それでどう対応するかを別に考えるという二段階方式です。
イライラを表現する、相手に何か伝える、何もしないで収める、など対応の仕方は色々ありますよね。
感情とその後の対応を分けることができると、どんな感情が湧き上がってきてもそれほど怖くなくなります。
イライラしたり怒りが沸くときには、その感情の下に、別の気持ちが眠っていることが多いです。
悲しいとか、ほんとはこうしたかったのに、わかってもらえなかったとか、そんな本当の気持ちに気づいてみると、より自分に寄り添うことができます。
自分の頑張りを認めて労ってあげるのもいい方法です。
この自分との対話は、「自分が自分のことをわかってあげる」ことであり、これが上手にできるようになると、対人関係が劇的に良くなります。
自分が自分のことをわかって承認してあげることができた分だけ、周りからの自分の扱いも同じ様にわかってもらえることが増えてきます。
自分の扱い方が、周りからの扱い方に連動しているんです。
他には、イライラや怒りは気持ちに余裕がないとなりやすいので、そもそもの点で、ゆとりが持てるような生活サイクルになっているかもポイントです。 ゆとりがないなら、ちょっと頑張りすぎちゃってるかもしれません。
休息をとる、お風呂にゆっくりつかる、のんびりお茶するなど、リラックスできる時間を確保してみるといいですね。