今日のお話は、頑張り屋さんが陥りやすい点についてです。多くの人が躓きやすいところだと思うので書いてみますね。
元々頑張り屋さんの人は、とにかく頑張ってみよう!と物事を前向きに捉えて努力を惜しまなかった人だと思います。
でも、そうやって「自分が努力すれば何とかなる!」と思ってやってきたものが、通用しなくなるときがあるようです。壁にぶつかる瞬間ですね。
頑張っても頑張ってもなかなかできるようにならないことがあったり、思うような成果が出なかったとしたら打ちのめされてしまうと思うんです。
勉強というジャンルである種そういう挫折感を味わったことのある人もいるかもしれません。
私も中学校の頃は毎日勉強して高校は進学校に入りましたが、そこでは当たり前のようにみんな勉強ができる人ばかりで、私にとっては一つの挫折の体験となりました。
社会人になって仕事を頑張ってきた人でも同じことが言えます。人と関わりながらやる仕事だと、自分が頑張っただけでは思うようにいかないことも増えていくと思います。
「自分の思う通りにいかない」というのも、一つの学びだと思うんですが、今までの「自分が努力すればなんとかなる」というやり方が通じなくなってきたと感じるときは、次のステージに進むときかもしれません。
つまり違うやり方を模索してみる、ということです。
自分の頑張りだけに固執してしまうと「できない自分」が際立ってしまい、どうしても自分を責めて悪いループに入ってしまいます。
自立タイプの人にとって、自立の最終章に差し掛かっていると思ってもらえるといいかと思います。
自己完結して自分だけ頑張るステージの終わりです。
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大事な人とのすれ違いが起こる自己完結の罠
そんなときは一人でやらないことが大事なんですよね。
自分だけが頑張ればいいという発想を手放して、周りの人の力を借りること。こんなことで困ってると話すこと。助けて欲しいと言うこと。
できないと思って落ち込んでいるときでも、周りの人はそんな自分を受け入れてくれていることが多いものです。
そうやって受け入れて許してくれている周りの人の目に気づくことができると、実は、自分が努力してやってきたことも周りがいたからこそやれていたのだと気づけると思うんです。
そうしたら自然と周りの人への感謝の気持ちが沸きますよね。
自分が努力して頑張ってきたことは紛れもない事実です。それは素晴らしいことです。
でも、そういう環境にいれたのは周りがいてくれたからで、そのことに気がつけたら自分一人で孤独に頑張るという世界から周りと共に進み、分かち合う世界へステージが変わっていくのです。
できない自分を責めて罪悪感でいっぱいになっている間は、視野が狭くなって周りの人のことが見えなくなっちゃいますからね。
できたらそうした罪悪感よりも周りの人からの愛を受け取ろうと思ってみてくださいね。
「ごめんなさい」よりも「ありがとう」でつながる世界へ。参考になりましたら幸いです。