私にだけ厳しい人 自分自身・人間関係の悩み

「ひとりぼっち」のとき問題は起きやすい その1

2021年1月22日

心理学では、問題が起きるときは「ひとりぼっち」であると言います。

例えば、職場に苦手な人がいるとき。自分にだけ冷たい・厳しい人がいるとき。

なんて私にだけ? と疑問が出るし、嫌な気持ちでいっぱいになるし、なんでこうなっちゃったんだろうと思いますよね。

もし、そういった自分の気持ちを周りの誰かと分かち合うことができていたら、問題は問題なのですが、たった一人で抱えて頑張るよりも、心の負担は軽くなります。

問題というのは、感じ方ですからね。

職場の人間関係やママ友との関係でのお悩みなどをよくお聞きするのですが、やはり悩みが深くなるケースは、周りに分かち合う人がいないときが一番多いです。他の人ともそれほど親しくなくて、困ってても相談できる先がないとかね。

「誰もわかってくれない」と思うと、余計にしんどくなりますからね。

自立タイプの人は、「一人で頑張らなくてはならない」「周りに迷惑はかけられない」と思いがちなので、余計に抱え込んでしまうことになります。

一人で考えていると、自分の心の癖が出やすくなりますし、何より客観的に物事が見えなくなってしまうのです。

一人で考え事をしているとネガティブな発想に偏っていってしまうことってありませんか?すると、悩みのサイズがどんどん大きく膨らんでいってしまうんです。

もちろん、問題があるということは「何かが間違っていますよ」というサインなのですが、それに加えて「ひとり」だと問題が複雑になります。

心に余裕がない状況では、戦略的に立て直すパワーがなくなってしまうからです。「誰にも分かってもらえない」ってそれほど強烈なことなんですよね。

私自身も身を持って体験してきたので、本当にそうだなぁと思っています。

特に、悩みを解決したいとか、自分をもっと好きになりたいと思うときは、人の力を借りた方が断然早いです。

人にヘルプすると、解決へのヒントになるようなことを教えてもらえることもありますし、励ましてもらえたり、気分転換になるようなものを教えてもらえたりします。

何より、悩みを話すことは「放す」とたとえます。思いを言葉に換えたことで、自分から離れて心に余裕ができるんですよね。

煮詰まる前に、話す!
凹んだら、話す!
とにかく、話す(笑)

これを徹底していくと、悩みがかなり減ってきます。

以前の私はとにかく一人で頑張るタイプだったので、煮詰まるまで一人で抱え込むし、煮詰まってもなかなか人に言わないし、でもそれが普通だと思っていたんです。

言い方はあれですけど、人を頼りにしていなかったのですね。自分は人から頼られたいと思うのにね。

でもどうしようもなく追い詰められたときがありまして。もうダメだー!もう終わり!みたいに思ったとき、ようやく助けを求めることができました。

そうしたら、数日後にミラクルが起こり、危機を回避できることになったんです。こんなことなら、もっと早くヘルプしていればよかったかな?? と思いましたよね。

それ以来、徐々にですが、困ったときには「とりあえず話して、助けを求める」というのを、ようやく普通にやれるようになってきました。

助けを求めるときに抵抗感があったときは、「こんなことで悩んでるなんて恥ずかしい」とか「自分を知られたくない」とか、そういった気持ちがあったように思います。

でも今は、、、オープンにできると清々しい気持ちとともに、大きな安心感がやってくることを実感しています。

誰かに自分の悩みを知っておいてもらえる。私はひとりじゃない。みんなに支えてもらっている。と感じるようになりました。

すると「今の私にできることを、頑張ってみよう~!」という気になり、いつの間にかいい方向に進んでいくんです。

誰かに自分の価値を見続けてもらうこと、あなたは大丈夫だよと信頼してもらうこと。それらがもたらしてくれる力はすごいものがあります。

たとえ自分に自信がなかったとしても、他人から信頼の眼差しを向けてもらえると、そっちのほうが力が強いんですよね。信頼のシャワーに包まれて、自己イメージも良い方向へ少しずつ変わっていきました。

迷惑かけたくない、話しても意味がない、誰もわかってくれない、そんなふうに感じている方は誰かにヘルプすることで、打開していくことも多いと思います。もちろんカウンセリングも。あなたのお役に立てたら嬉しいです。

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