容姿や学歴、キャリア、ファッション、オールマイティさ、才能、仕事の成果…
人から褒めてもらえたときに全然受け取れない、むしろ本当の私を見てもらえていないかのような気がしたことはありませんか。
例えば、キャリアを褒めてもらったとして、でも、必死に頑張ってなんとかキャリアを維持しているだけだったり
反対に、特に思い入れがなくてなんとなくその場にいますということだったりすると、褒められても、あまり嬉しくはないんじゃないかなと思うんですね。
容姿が良かったとしても恋愛がうまくいっていなかったりすると、顔を褒められても、きっと素直に受け止められないですよね。
顔がよいんだったら、私の恋愛はもっとうまくいってるはずじゃないの?とコンプレックスが刺激されてしまうこともあるかもしれません。
でもね、それはそれ、これはこれなんです。人があなたを見て褒めてくれたことは、何も本当のあなたを見ていないわけではないんです。
キャリアであれば、その場所にいるという事実には何か意味があります。ちょっと難しいキャリアなのであれば、それができた自分をちゃんと認めてあげることですね。
容姿についても、恋愛がうまくいっているかどうかは関係なく、顔がいいもんはいい、と認識してしまえばいいんです。
または、人から褒めてもらう、もらわないは関係ないとしても、ちょっぴり難しい資格を頑張って取れたとします。しかし、今はその資格を生かして何かをしているわけではないとします。
すると、頑張ったけど何も生かせていない自分を責めたりする人もいるかもしれません。
でも、ちょっぴり難しい資格を取ろうと思えたこと、またそれに向かって努力できたこと、そして資格取得という現実を得られたことは、基礎体力としては結構ありますよね。
今はその自分の力を注ぐ場所を探している途中なんだと思って、基礎体力がある自分のことはちゃんと認めてあげればいいと思うんです。
褒められても受け取れないときは自己肯定感が低めなので、いろんな理由をつけてえり好みせずに目に見えるところから認めていくといいと思います。
他人から見た私の像も、他ならぬ私自身かもしれませんからね。
いろいろ言ってもらったことも集めていくと、自分という存在がもっとクリアになっていくだろうと思います。