つながる・コミュニケーション

タイプじゃない人からのアプローチ、どう断る?

2016年9月14日

断わるのが苦手な人がいます。

特にタイプじゃない相手からメールが来た場合、どうやって距離を取るか、どうやって断るのかは悩ましいものですよね。

告白されたわけではない中途半端な時期は、相手がどう思っているのか確信が持てないことも多いもの。

それだけにはっきりとした言動が取りずらくなりますね。

例えばこんなケースを取り上げてみます。

一回会ってお茶してみたんですけど、ちょっとタイプじゃなくて。

その日に「またご飯行きましょう」って来て、「はい、ありがとうございました」とお返事をしたんですけど、それから、頻繁にLINEが来るようになったんです。

内容は、彼の日常の話ですかね。今日はどこそこに行ったとか、何を食べたとか、写真付きで来ます。でも正直、その内容に興味が持てなくて、返信コメントが浮かんでこないんです。

「おやすみなさい」とか「ありがとうございました」とか、すごくそっけない一文をやっとの思いで送りました。

普通そんなそっけないメールを送ったら、その気がないって気づきますよね??でも全然お構いなしで、また日常の報告LINEが来るんです!

なんだか気持ちが追い詰められちゃってLINE見れなくなって未読スルーにしてます。

今回の事例では、彼の方は会って楽しかったんでしょうね。日常のことをマメに報告してくるということは、彼女のことが気に入った様子。

お互いに気があるのなら、日常の報告メールをし合うことは新鮮で楽しいことになりますよね。

ただそれが一方通行になると急にバランスが取れなくなってくるものです。

その気がないということが彼には伝わっていないのかもしれないし、伝わっているけど、でも彼女のことがもう好きになっちゃったら押してしまうという人もいます。

彼女のように断ることに余計な罪悪感があると、メールが来たことに過剰反応してしまいがちです。

心の余裕がないと自分の気持ちを汲み取ってくれない彼に怒りが出てきます。

彼女はどうやら、きちんと返事をしなければならないと思っているようですね。距離の取り方、あしらい方がわからなくて急にそっけない返事をしちゃう自分に自己嫌悪。

「断ったら悪いな~」「タイプじゃなくて申し訳ない」それらの想いが、心を重くします。

彼に申し訳ない!かわいそう!って思えば思う程、自分の態度はそっけなくせざるを得なくなり、彼に怒りが沸きます。

私はよく「相手が可哀想かどうかなんてわかりませんよね」と言うんですが、なぜかというと、彼女が断ったことによって一時的にはショックを受けると思いますが、彼は次に相性の良い女性に出会えるかもしれませんし、これから先どんないいことがあるかわからないからです。

それを勝手に「かわいそう」だと決めてしまうのは相手に失礼だよな~と思うわけです。

そう言うと大抵、「うん、わかります…。確かにかわいそうかどうかはわからないよねって
頭ではわかります。でも心の方に落とし込めないというかまだ納得しきれません」と言われます。

頭でわかっていて、腑に落ちていないときは本当はわかっていないときなんですが「腑に落としたい」と思っているとあるとき急に「そうか!」とわかるときがきます。

もちろん、断ろうとしているわけですから、それなりに罪悪感は出ますよね。でもそれだけで、余分な感情が乗らなかったら、もっと心は軽やかでゆとりが出てきます。

日常の報告メールについては普通に対応し、もしまたご飯に誘われるとかアプローチがあれば用事があるので、と断れば済む話。さらにたくさん誘われてしんどいのなら「こちらから連絡します」と言えばいいのです。

アプローチがあったときに断るのが嫌で罪悪感を持ってしまうと、もう二度とメールが送られてこないように、過剰に冷たく接しなければならなくなります。

あえて嫌われるような態度を取ると、自分にもダメージがきます。余分な罪悪感はなるべく手放して身軽になっていきましょう。

タイプじゃない相手とのやり取りにエネルギーを消耗していると、次から異性と関わることが億劫になってしまいます。またあんなことがあったら嫌だなと思うと、踏み込めなくなってきますよね。

でも、本命の彼は、そうした人達のその先に待っているかもしれません。本当にエネルギーを使いたい!と思う相手に、その時がきたら使えるように、罪悪感は手放していきましょうね。

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