日常に役立つ心理学

心理学の知識はいっぱい知ってるけれど、いつまでも楽にならないのは?

2016年7月3日

しんどくなってくるとどうにかこうにか今の状態から抜け出したいと、ネットを検索して、今の状態はなんなのかどうすればいいのかって方法を探しますよね。

実際に、ホームページをご覧になってとても知識が豊富になっている方もいらっしゃいます。

それ自体はすばらしいいことなんですが、なぜか、それでも苦しさは止まらない・・・という場合があるんです。

例えば

「人は変えられないって言うでしょ、だから結局自分が変わらなきゃいけないんです」

「両親に対して怒っています。でも怒ってるとダメだっていいますよね、だから許さなくちゃ」とか。

……知識としては全部正解です。何も間違いではありません。でも、使い方がちょっと違う。

知識はあるけど、それでもしんどいときは、自分の気持ちや感情をちゃんと認めれていないときが多いんです。しんどいと色んな感情が出てきますよね。

他人や親に対する怒りも、嫌われたらどうしようという恐怖も、これから先の不安も、どうせ私なんてという拗ねも、嫌な感情がいっぱい出てきます。

でもどこかで「そんなこと思っちゃダメだ」「そんなこと思う自分がいけないんだ」「だからわたしは・・・」と、どこかで自分から出てきた感情を否定していることってないでしょうか。

ネガティブな感情を感じている自分が嫌だって思っていないでしょうか。

そこのところこそ落とし穴なんです。

知識はあなたを幸せにするために使うもの。

知識をあなたを苦しめるために使ってはいけません。

どんな感情が出てきたとしても、まずはOKを出してみてくださいね。

どんな感情が出てきたとしても止められないですよね?だから、どんなものが出てきても大丈夫なんです。

決して変なことではないですからね。

自分じゃどうにもならないなと思ったら、ぜひカウンセリングを活用してみてください。そのほうが楽に進んでいけると思います。

まずは自分の感情を受け入れること。知識よりも大切なことですよ。

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