「自分を好きになりましょう、自分の魅力に気付きましょう」。わたしたちカウンセラーはそんなことをよくお伝えするのですが、魅力ひとつとっても、隣の芝が青く見えること、あると思うんです。
嬉しいけど、他の魅力の方が羨ましいと思うこと。でも、あなたに与えられた魅力を受け入れて初めて、言ってもらいたい他の魅力を人に見てもらえるようになるんです。
わたしたちが開催する講座やワークショップでも、グループの人の魅力を伝えるというワークをすることがあります。
するとグループの人から「安心感がある」とか、「自然体でいてもいいんだと思わせてくれる」とか、「愛されキャラだね」とか言ってもらえます。
次、隣の方。「すごく情熱的だね、愛情深いよね、天真爛漫だよね、思いやりあるよね、気配りすごい。」
「うんうん、そうだね。いいな~」
自分に言ってもらった魅力も嬉しいし、でも隣の人が言ってもらった魅力もまた素敵。
でももしかしたら、隣の人の魅力が輝いてみえる瞬間があるかもしれません。
例えば、優しい、優しいって言われている人からしてみると、優しいのは当たり前。
それよりも、自由で天真爛漫だねって言われている人が素敵に見えたりすることがあるかもしれません。
ただ、周りの人があなたに見てくれた「優しい」という魅力を受け入れると、今度は、自由だね、天真爛漫だね、という言われたかった魅力を見てもらえるようになります。
今、周りの人があなたに見ている魅力を受け取らないと、受け取るまでずっと同じことを言われ続けると思ってみてくださいね。(これ、ホントです)
自分の魅力は自分ではその価値に気が付かないものです。
たいしたことないのに、って思うような要素であっても、これには価値があるんだなと受け入れることによって、今度は違う魅力を人から見てもらえるようになります。
受け入れれば受け入れるほど、あなたの魅力はたくさん増えていくんです。
つい、たいしたことない人間なのにって遠慮してしまって受け取らないのは勿体ないですよね。
あなたが魅力を受け取ることで、幸せになる人が周りにはたくさんいるのですから。