日常に役立つ心理学

つい考えすぎてしまう癖をどうにかしたい

2014年12月16日

「感情を感じましょう」とは、ここのカウンセラーがいつも言っていることですよね。でも感情を感じるって分からないというお話もよく聞きます。

感情の感じ方がよくわからなかったり扱い方に困ったりすると、私たちは思考に走ります。

毎回同じことを考えてぐるぐる。
同じことを悩んでぐるぐる。

私自身も考え癖があるので、このパターンにはよくハマりますね。

頭でっかちになって理屈やもっともらしい理由をこねてみて、結果としては、同じところにずっといて変わっていないということがよくあります。

こんなときは、考えすぎだから考えるのを止めてみようとも思うわけですがこれがなかなか難しい。

考え癖がつくと、習慣みたいに自動的に考えるようにスイッチが入ってしまうので止めようと思っても止まらないんですよね。

物事を考えたとき、直感は本当に1秒もかからないくらいで答えを導き出します。その後で思考がもっともらしい理由をつけます。

大切なのは、後付けの思考から出た理由ではな一番最初に出てきた心が感じた感覚を採用すること。

でも直感で出した答えというのは、それはないでしょ、とか、それはさすがに無理だわ、というように私たちの今の常識にそぐわないことが多いもの。

何かを断ることだったり、私は怒ってる!だったり冷たい私や酷い私というのに直面せざるを得ないこともあります。そこを見たくないから、思考のぐるぐるにハマってしまうんですね。

同じところをぐるぐる悩む・考えるときというのは、耳の痛い話なのですが実は今の場所に留まっていたい時だったりもします。

前に進むことが怖かったり、今と違う考え方・物の見方を取り入れたくないと無意識に思っている時だったりもするんです。

でも意識の上では、変わりたいとか同じことで悩みたくないと思っています。

無意識で感じていることと、意識上に上がっているものがズレているので、余計にややこしいのですが。

なかなか進まないとき、なかなか変化しないときはフラストレーションがたまるものですが、それも長い目で見れば自分にとって必要な期間。暗いトンネルを抜けるタイミングというのがあるように思います。

トンネルから抜けるときはフラストレーションが溜まった分だけ、それを大ジャンプのエネルギーに変えることができますから。

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