自分自身・人間関係の悩み

集団の中にいても”独り”な感覚

2014年11月25日

人がたくさんいるのに、なんか寂しい。人がたくさんいるのに、独りぼっち。

物理的に一人でいることとは違って、結構堪えますよね。周りに人がたくさんいればいるほど、孤独感が際立ちます。

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実はこうした孤独感を感じる人は、今だけじゃなく過去からずーっとこの感覚を持っているケースが多いように思います。

学生時代のグループや、サークル、部活、会社組織。どんな集団に属していてもどこか違和感がしたり気付けば孤立していたり。

居場所のない感覚でしょうか。自分のホームは一体どこにあるのか、ずっと探して求めてきたけど、どこも違う感覚。これって結構辛いと思うんです。

自分は要らない人間なんじゃないだろうか、場違いなんじゃないかと思ったルーツは、もしかしたらずっと昔にあるのかもしれません。

お父さんとお母さんとの些細なやり取りから、自分は歓迎されていない子供なんだ、迷惑をかける存在なんだと思い込んでしまっただけなのかもしれません。

そうした過去に気付き、癒しを進めていくことはとても効果的です。

私もこの感覚を持っていましたが、心理学を学んで大きな気付きだったのは、居場所がないという感覚は、社会は自分を受け入れてくれないんじゃないかと不安に思っていたけれど、実は反対だったということ。

自分がみんなを受け入れていなかった。みんなに、自分を愛させないようにしていた。ということでもあるのだと。

周りからの好意や愛情といったものを受け取らないように壁を作りあげていた=集団の中にいても”独り”な感覚だったようです。

だからといって自分が悪いというわけではないんです。壁を作ってしまうに至ったのはそれなりの理由があったからだし、その理由というのは子供のころにお父さんとお母さんに愛されたくて必死でその中でつくってしまった思い違いであったりもするんです。

あなたが周りの人の好意や愛情を素直に受け取れるように。

もう誰も責めなくていいように。

孤独感は早めに癒してあげましょうね。

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