今日はこんなメッセージをいただきました。
怒りをぶつけてしまいます。この前、メイドの店員に怒ってしまいました。接客が悪かったからなのですが。本当は、普通に話したかっただけなのに。誰ともつながれず、孤独です。人間関係の構築の仕方が分からない。やっぱり前の彼女と別れたのが原因かな。僕は、ずっと孤独で人に依存してました。もう万策尽きました。(HOPEさん)
メッセージありがとうございました。HOPEさんのように、怒りを誰かにぶつけたことで嫌な気持ちになってしまった方結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
怒る理由はあったにしろ、本当は怒りをぶつけたかったわけじゃない。怒りというのは実は表面的な感情であり、その下に本当の気持ちが隠れていることが多いんですね。
怒りは、心理的には「わかってほしい」、「助けてほしい」、「愛してほしい」。この3つを求める叫びだとも言われています。
理性では怒りをぶつけてはよくないとわかっていても出来ないくらいに気持ちがいっぱいいっぱいになっているのかもしれません。
本当の気持ちを感じるのは辛すぎるから、怒りを使って見ないようにしていることもあります。
接客の悪さからということですが、もっと自分を大切に扱って欲しいという想いだったもかもしれませんね。
HOPEさんは「誰ともつながれず、孤独です」と書いてくださっています。本当は誰かとつながりたい。誰かに気持ちをわかってほしい。ここの部分がHOPEさんが一番望んでおられることなんですよね。
確かに彼女と別れたことも寂しさや孤独を感じる原因になったかもしれません。ですが、「ずっと孤独で人に依存してきました」との一文が気になりました。
もしかしたら前の彼女さんと別れるずっと前から孤独と戦ってこられていたんじゃないでしょうか。幼少期、家族との関係で孤独を感じるようになってしまったのかもしれません。
孤独を感じていたら人に依存してしまうのは無理もないと思います。それだけ人のぬくもりを必要とされているんだと思うんです。
ここからは一般論ですが、家族関係で親密感を持てずに育ってきた場合には、本当は家族に求めたかった親密感やぬくもり、距離の近い関係を、他人に対して無意識に求めるようになります。
大人になった私たちはそれぞれに適度なパーソナルスペースを持っていますから、この距離感を越えて近づこうとすると重く感じてしまったりしてパートナーシップを含め人間関係がうまくいかなくなってしまうことがあります。
HOPEさんはいつ頃から孤独を感じてこられたんでしょうか。何か原因になるようなことはあったんでしょうか。
寂しさや孤独、その背景にある無価値感や罪悪感を癒すことができると、人間関係の構築の仕方もおのずとスムーズにいくと思います。よろしければカウンセリングなどご検討くださいね。
誰も自分のことなんか見てくれていない、と感じられる時でさえも誰かはHOPEさんのことを見てくれています。
今、とても寂しくて孤独だったとしても、人と繋がりたいという想いをご自身が持っているということを大切にしてくださいね。その想いをぜひ諦めないでいただきたいんです。HOPEさんと繋がりたい人は必ずいますから。