自分自身・人間関係の悩み

私って冷たい人間なんです。

2014年9月28日

あなたは自分のことを冷たい人間だと思ったことありますか?

かつて彼・彼女に対して冷たい態度を取ってしまったことに罪悪感を感じ、その想いが残っているのかもしれません。

実際に行動しなかったとしても、心の中で冷たい態度を取ったことがあったのかもしれません。

カウンセリングでも「私って冷たい人間なんです」とおっしゃる方がいます。

ただし、よくよく聞いてみて、「うわぁ、本当に冷たい人だな!」と思ったことはこれまで一度もありません(笑)。

一番よくお聞きする事例では、クライアントさまの中で、興味がない=冷たいという図式になっているケース。

例えば、職場で女性陣が集まって、芸能人の話やTV番組の話、職場の人の話(愚痴含む)で盛り上がっているとしましょう。

〇〇さんも話しましょうよーと言われて、「はは、そうですね」とぎこちなく作り笑い。だって、だって・・・・全く興味がない、そんな話題すごくどうでもいい!そんな話して何が楽しいねん!時間の無駄!と終いには怒りが沸いてくる。

そこで、興味がないんだから話には参加しないとすぱっと割り切れればいいんですが、私って冷たい人間なんですと感じてしまう人は、本音ではみんなの輪の中に入って楽しくおしゃべりができたらいいなと思っていたりするんです。

本当はみんなに優しくしたいし、共感しあいたい。でも、それができない。だって面白くないんだもん。だって興味がないんだもん( ;∀;)

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ちょっと考えてみてくださいね。興味のあるなしってみんな持っていますよね?

実際の行動はともかくとして、別に職場の人が話す世間話に興味がなくてもいいじゃないですか?

「みんなに合わせなければならない」という観念が強すぎると興味が持てない自分を冷たいと責めることになりますし、興味が持てないようなくだらない話をしているみんなのことも認められなくなります。

そっかー、みんな芸能人の話って興味があるんだね、で終わることができなくなるんです。

ここの葛藤を抜けるためには、あなたの興味のあるなしについて、そのまま認めること。

芸能人よりも経済のことに興味がある人の方が絶対的に偉いわけではありません。単にそういう趣味趣向であるという話です。違っていたっていいんです。

女社会ではお昼にくだらない愚痴を話す仲間に入るのが苦痛だというお話も聞きますが、無理に同意しなくてもいいし、無理に興味を持つ必要もないと、私は思います。

まずは興味がなくてもいいんだと思って認めてあげてくださいね。

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私も子供の頃から同年代の女の子が夢中になっているものよりかは、兄の影響か男の子に近い好みを持っていましたし、大人になった今でも、見た目とのギャップはかなりあるようです。

周りの人と違うのかなーと思ってきましたが、自分に嘘をつくことができなかったので、無理に合わせず違う好みを持っていることを勇気を出して言ってみると、予想外に肯定的な反応してくれる人たちがいました。

人と違うところが独特で面白いねと言ってもらえたりしたときには、あぁ私は今のままでもいいんだと思うことができて肩の荷が下りた感覚がしました。

なーんだ、なんでもいいんじゃん、と思えたときには本当にゆる~くてのんび~りした楽な感覚がやってきます。

それに大多数と興味の対象が違っていても、自分と同じ好みを持っている人は必ずいます。

みんなが好きと言っていることに反応できなくても同じように思って葛藤している人も必ずいます。

そういう人たちに出会うためには、少し勇気を持って表現してみること。

「個性」をあなた自身が肯定的にとらえることができたとき、周りの人も同じように尊重してくれます。

自らの興味のあるなしをそのまま認めてあげられるようになれると職場の女性たちが興味のあることも、受け入れられるようになりますよ。

事例では職場の女性のお話でしたが、これはあらゆる人間関係に通じるお話です。

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