日常に役立つ心理学

ダイエットと心のお話 その3~寂しさ~

2014年8月18日

お盆休みも明け、今日から仕事始めという方も多いでしょうか。

私も実家に帰ったりお墓参りにいったりして、ひとときのまったりとした時間を過ごしました。

私が心理学やカウンセリングを利用するようになってから、スリムになったというお話。

前回は罪悪感からくるお話を載せました。

また色々とコメントをくださった方、ありがとうございました。大変励みになりますし、私自身も気づきになることが多いです。

同じような経験をされていた方もいらっしゃって、大好きな何か(今回のお話では食べ物ですが)を使って罪悪感を感じるっていうことを、私たちはよくやりがちなんだよねと改めて思いました。

人でも同じことがありますよね。

大好きな両親を使って罪悪感を感じるとか、大好きな彼を使って罪悪感を感じるとか。

大好きなのに罪悪感のツールにしてしまったら、それはとても悲しいことですよね。

***

では寂しさについて。

あー私ってダメだなぁと自己攻撃をしていたり、寂しくて心が空っぽのときに、お腹がすいているわけでもないのに、物を口にしてしまう傾向があると気付いたんです。

ちなみに、カウンセリングに関わる前は、自分が寂しいと思っているなんてこれっぽっちも感じたことはありませんでした。

周りの友人が「寂しいよね~」と言っていても、自分は精神的に強いから寂しさとは無縁だと固く信じてきていたんですね。

ところが、カウンセリングを受けるようになると、「寂しい」「孤独」「ひとりぼっち」という感情が滝のように溢れ出てくるようになったんです(*_*;

これだけでも大いにびっくりしたのですが、それと食べる行為が結びついていたようです。

特にありがちだったのは、飲み会が終わって解散して帰宅するとさっきまで食べていてお腹も膨れているのに、また何かをつまんでしまうということ。

家で物を口にすることによって、私にとっては飲み会で感じていた未消化だった感情をリセットする意味があったようです。

私は飲み会がそもそも苦手なのですが(お酒飲めないし、大勢でわいわいできないし)でもみんなと一緒にいたいという気持ちが強く、いざお開きになると、途端に寂しくて仕方なくなっちゃうんですね。

人との繋がりが切れたような感覚。これが心に空洞をぽっかりあけていたようです。

お腹が空いていないのに、私がものを口にしていたのは、心にある空洞や寂しさを食べ物を使って満たそうとしていたのでした。

そっか!!とわかってから。

とはいえ、染みついた習慣はなかなか変わりません。頭で理屈はわかってるけど止められないんですね。

でも、心理学を学んで、カウンセリングで心を癒していって、自分を肯定し心の空洞が少しずつ埋まってきたら気づけば必要以上に食べなくなっていました。

「私、飲み会苦手なんだ~」「飲み会が終わると寂しくて仕方なくなっちゃうんだ」と、素直な気持ちを周りの人に少しずつ話し出したのも効果的でした。

人に話してみて、「そうなんだ」と言ってもらうだけでずいぶん心が軽くなるんです。

と同時に、ちょびっと心の空洞も埋まるんですね。周りの人に分かってもらうという安心感の力です。

それに、「飲み会終わると寂しくなるんでしょ」といってお開きになったら話しかけてくれたり待っていてくれたりする優しい人もいて、本当に有難かったですね。

私にとっては孤独とか分離感が生んだ問題だったようです。

飲み会の後も、食べなくて済むようになりました。それは飲み会が苦手でもいいや、寂しくなってもいいや、と現状を受け入れたことであり

前よりも飲み会の最中におしゃべりができて、人とのつながりを感じられるようになったからだと思います。

私の場合、食べ過ぎてしまうのは「罪悪感と寂しさ」というのが理由でしたが、もちろん違う人もいると思います。

イライラして怒りを鎮めるために食べてしまう人もいるでしょうし、無価値観から食べてしまう人もいるでしょう。

痩せよう!と思ってもなかなかできないときや、必要以上に食べてしまうときというのは

意志の力うんぬんではなく、あなたの心から何らかのメッセージがあるのかもしれませんね。

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