日常に役立つ心理学

変わりたい!と思うときの現状認識の大切さ

2019年8月8日

カウンセリングの現場でよく聞く言葉「変わりたいんです」「変わらなきゃと思うんです」。

きっと現状にうまくいかないことがあり、行き詰まりを感じたことで自分が変わらなければ…と感じているんじゃないのかなと思うんですね。

ただ、どこをどういうふうに変えていけばいいのか?になると、よくわからないことが多いのではないかなと。

焦って変わらなきゃ!と思うときは、たいてい自己否定がセットになっています。

自己否定をしていると、人はなぜか変われなくなるものなので、まずは、焦る気持ちを落ち着けること(ここ超重要です…!)

ひととおりお話を聞いた結果、「そんなに変えなくてもいいんですけどねぇ」と言っていることはよくあります。

変わらなきゃ!モードのときは、自分の全てを変えなきゃうまくいかないような気がするものですが、全部を変えなきゃいけないことってそんなにありません。

いいところは必ずあるので、そこは変えずにそのまま伸ばしていけばいいし、少し引っかかっているところがあれば、こうしていくともっとよくなりますよ~という感じで提案させてもらっています。

たとえば、感情の振れ幅が大きすぎて嫌だと思っている人がいたら、感情の波があることは情緒豊かないいところだからそのまま大事にして

感情に振り回されないように感情を自分で扱えるようになる術を身につけていきましょう、という方向からアプローチします。

やさしすぎて付け込まれてしまう人には、やさしさや思いやりはそのまま大事にして、自己犠牲しちゃうところを改善していくアプローチを提案します。

自分のいいところまで否定して変えなきゃ!と思うのはとても苦しいことです。そうすると自分らしさがなくなってしまいますしね。

現状をバランスよくみていくのは得意分野なのでぜひお任せください^^

変わりたいと思うときはどこを変えて、どこを変えないか見極めることも大切だったりするのです。

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