日常に役立つ心理学

ダイエットと心のお話 その2~罪悪感~

2014年8月15日

前回の続きです。>>

私が心理学やカウンセリングを利用するようになってから、スリムになったというお話。

先日この記事を載せてから、コメント頂いた方々ありがとうございました! 中には私の更新頻度まで気にかけてくださる方がいて(笑)ありがたいことですね。

人が食べすぎてしまう理由っていろいろあると思うのですが、私の場合は罪悪感と寂しさからでした。

今日は、罪悪感について。

私が何の罪悪感を持っていたかというと、そもそも「食べる」ことへの罪悪感でした。

子供のころ、新体操をしていたことがあって、新体操の世界では痩せていることが求められるし、細くないと美しくないという価値観があります。

当時は私もほっそりしていて、やはり食べ過ぎないように気を付けており、寝る時はお腹がぺこぺこになってから寝るという徹底ぶりでした。

ところが。

部活を卒業して新体操をしなくなると、成長段階に合わせて身体が大きくなってきました。

一般的に、思春期の頃は完璧な容姿に対するコンプレックスが強くなる傾向がありますが、私も例外にもれず、細いのが自分と思っていた自己イメージが壊れてしまったことは結構なハートブレイクでした。

他にも、「食べる=生きる」という究極的なことに対して複雑な思いがあったことも事実です。

世界の紛争とか飢餓とか、世界平和だとかそういったジャンルにも興味を持っていたので、なぜ自分は日本にいて生きているんだろう? そもそも人間はなんで生きて子孫を残してって繰り返すんだろう? とか子供ながらに哲学的なことを考えていたのです。

食べることへの罪悪感や美しさに対するコンプレックスのようなものは、子供のころに生まれたみたいですね。

罪悪感があると、食べられなくなる人もいると思いますが私は逆で食べる方に走りました(笑)そうして、罪を感じることによって自分を罰していたようです。

これが、解消されたのは、食べることを肯定的に捉えられるようになってから。

食欲って人間の根本的な欲求ですよね。

欲があるのが当たり前、別に悪いことじゃない。それに、世界平和だとか、特別な意味は敢えてつけない。

それに罪悪感を感じて自分を罰していても、誰も助けることはできないし、もちろん自分も苦しいだけで救われません。

ただ、食べたいと思うだけなんだからいいじゃないかと。それに、欲求を肯定的に捉えるようになると肯定的に見てくれる人が現れるものなんですね。

(「欲求」を大切に……。あっ、これは先日のスペシャルワークショップで一番言いたかったことでした。〇〇の正体、わかりましたか? テーマがかぶりますね)

「おいしそうに食べるところが見ていて気持ちいい」って言ってくれる人も出てきて、ネガティブなイメージが徐々に薄くなっていきました。

罪悪感を感じながら食べると、正直美味しくないですし食べてしまった事実にも嫌悪感がでることがあります。

心理学を学んでわかったのは、先程も書きましたが、罪悪感をもっても誰も助けることができないということ。

あなたに余裕があって、いい気分のときに、はじめて誰かを助けることができるようになります。誰かにいい影響を与えることができるようになります。

罪だという感覚がなくなり、私は必要以上に食べなくてもよくなりました。

罪悪感をもった自分を許していくこと、手放していくことで随分と楽になります。

次回は、もう一個の理由であった、寂しさについて書きたいと思います。続く~。

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