日常に役立つ心理学

ダイエットと心のお話 その1

2014年8月11日

カウンセリングや心理学に関わる前は、自分の体形が痩せているとか、太ったとか、そういったことを結構気にしていました。

女性ですから、やっぱり綺麗でいたいと思うし自分の体形は気になるものですよね?

なんと、大学生のころ、痩せるための瞑想CDにまで手を伸ばしたことがありました(笑)。テープでヒーリングミュージックを聞くと、脳がα波になるのでそれがダイエットにいい、という話だったのです。あぁ、なんて怪しい話でしょう……!

なのに、真偽を真剣に確認することなく、飛びついてしまった私。

これだけでもどれだけ体形に振り回されていたかわかりますよね。

私は太るとすぐに顔に出るタイプで、体重が1キロ増えただけでも、あれ?と周りに気付かれてしまうので、余計に敏感になっていましたね。

でも今は、痩せてるとか太っているとか体重が何キロだとかについてはほとんど興味がなくなってきました。

大切なのは、自分の体が心地よい状態で動いているかどうか。

心地よく感じるなら体重が40キロでも、60キロでも、いいんじゃない? と思っています。

不思議なことに、太りたくない!と体形について気にしていた時の方がふっくらしていました。

「太りたくない」と思うと、心には否定形がありませんから、太りたくない」「太りたくない」「太る」「太る」「太る……」と、太ることに意識がフォーカスされ、自動的にそういう自分を引き寄せてしまうという心理の法則が働いていたようですね。

ダイエットにしろ、物事を変えるためには、「今の自分はダメだから変わりたい」(太ってるのが嫌だから痩せたい)という動機は実はあまりお勧めできません。

このままじゃ嫌だ!というネガティブなエネルギーが原動力になるのですがこのエネルギーは瞬発力はあるんですが持続力に難点があります。息切れを起こしてしまって長続きしなくなるんですね。

ダイエットのプロセスの中で壁に当たると、どんどんネガティブな想いが溢れてきてどうにもならないような諦めのような絶望のような気持ちになることがあります。それはしんどいですよね。

一方で、「こんな自分になれたらいいな」と肯定的な目標を持つ(例えば、〇〇さんのように綺麗になりたい!でもOKです)と、こちらには瞬発的なパワーはそれほどなくても持続力があります。

目標が明確ですから、プロセスに問題が生じても乗り越えやすくなります。

最初の動機の部分を肯定して捉えるか、否定して捉えるかによって長続きの度合も変わりますし、得られる成果が格段に違ってくるんですね。

これは、ダイエット以外でも使える考え方です。

今日は長くなったので続きはまた今度・・・。

私はカウンセリングや心理学に関わるようになって心に変化が現れたとき、身体もスリムになりました。そこらへんのお話を書きたいと思います。

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