セキララ☆自分ストーリー

第21回 寮長の監視

2021年6月8日

恋愛、仕事、趣味……自分の望むライフスタイルを実現し、豊かなパートナーシップとともに、人生の質を上げていきたい。

そんな ”質上げ女子” のみなさんのお役に立てたら幸いです。

私の体験から得たさまざまな学びと想いを自分ストーリーとして全50回にわたり連載します。ぜひご覧ください。

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第21回 寮長の監視

当時私は会社の寮に住んでいまして、よくある30歳になったら出ないといけない仕組みのところですね。

寮といっても、普通のマンションなのですが、1つ違うのは寮長さんが滞在していることです。

この寮長さんがなかなかの曲者で、同期の間でもよく話題に上るほど目立つ方でした。警察OBだと噂されるほど目つきが鋭く、只者ではないオーラが漂っていました。

出かけたらジロリと見られるし、帰省の際も報告しないといけないしで、まさに私生活が監視されている状態。定期的に会社に報告もしていたようですし、正直あまり気分の良いものではありませんでした。

大きな寮だったので、問題の1つや2つは起きるものなのですが、そのたびに生活が制限されていきました。

同期の子の部屋に行くのも制限され、時間帯が決められたりしましたね。至る所に監視カメラがありますし、何より寮長さんは神出鬼没。えっ?!っていうタイミングでふいに現われたりするのです。

寮長さんは目の上のたんこぶ的な存在の感覚でしたが、それでも助けてもらったことがあり、あれは本当にありがたかったです。

ある日、珍しく体調不良になった私は、病院に行きたかったのですが、歩くことすらままならない状態になっていました。

病院は寮から歩いて数分程度の近所にあるのですが、その数分すら果てしなく遠く感じるレベルで、寮の1階まで壁にもたれかかりながら、ふーふーして行くのが精一杯。

いったいどれだけ時間がかかるんだろうと半ば絶望した気持ちを抱いていたときに(←助けを求める発想なし)、一階で寮長さんに遭遇します。

いつもの癖でちょっとビビりましたが、「どうしたの?!」と親身になってくださり、車で病院まで送ってくれました。

ご飯が食べられなくて衰弱してたみたいで、そのまま運ばれて点滴を打つことに。病院に行けたことで元気に回復できました。

あれは本当に助かりましたね。

監視されるのはイヤだけど、近くにいてもらえることで、困ったときに助けてもらえるのはありがたいなと思いました。

とはいえ、私生活が監視されてる感じって、初めてじゃないなぁ~と思ったんですよね。1人暮らしをしていた際にも、マンションの管理人さんが似たようなタイプの人だったことを思い出しました。

なぜ私はこういうタイプに出会ってしまうのか、何かが引き寄せているのだろうかと考えたりしました。厳しい実家から出たのに、また厳しい管理人さんに会うってどういうことだろう?と。

結果論ですが、自分の中に何らかのわだかまりがあるときは、そういう人と出会いやすく、「まぁ、いいや」とわだかまりがなくなったら出会うことはなくなったから不思議です。

今回のことも、寮長さんがいてくれたことで助かった!良い面もあると気づいたことで、心の中のもやもやが解消されていきました。そういった内面の変化も影響があったのかもしれません。

なんでこんなことが?と思うような出来事も、何かの学びのために起きているのかもしれないなと思いますね。

第22回に続きます!

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