自分自身・人間関係の悩み

首を突っ込む癖

2020年7月14日

なんだかやたら忙しくて気持ちが焦って空回りしちゃう。そんなとき。

なんでそんなにパンパンになっちゃうんだろう?とよくよく話を聞いていると、自分のことじゃないのに首を突っ込んでしまって時間を取られているというケースがよくあるんですね。(もちろん、そうじゃないケースもありますよ)

でも本人的には首を突っ込んでいる自覚がないことも多くて、「あぁっ?! 確かに私やってるかも~」と気づいてびっくりなことも。

職場の人が悩んでそうだから真剣にアドバイスしてたけど、相手はただ言いたいだけで、解決したいわけではなかったとわかったとか、いろいろなパターンがあります。

そうか、別に私は構う必要はないのかと腑に落ちたら、あっさりとやめることができてすごく楽になった!時間が増えた!となる方もいます。

でも一方で、構わなくていい、自分がやる必要はない、首を突っ込んだら自分が大変になっちゃうと頭ではわかっていてもやっぱりついついやっちゃうというケースもあります。

こういうときは何か他の目的があったりするんですね。

周りから見て「なんでそんなことするの?」と疑問に思う行動であっても、本人的には何らかの目的やメリットがある場合がほとんどです。

カウンセリングではそれをやることでどんなメリットがあるのかな?と見ていきます。

例えば、人をサポートすることに強い意思がある場合もありますし、そもそも自己価値が低くて首を突っ込んであれこれやることで自分の価値を保てていると感じているケースもあります。

「これくらいやらないと」とか「これくらいしか私には取り柄がない」という感覚が根底にあることも。

もしやめられない理由が何かあるとしたら、首を突っ込むことで自分の中のバランスを取っているので、ただやめるだけだとバランスが崩れてしまうのが怖くてできないんですよね。

なのでカウンセリングですすめていくときは根っこからアプローチします。もし自己価値が低いことが原因であれば、自分の価値を受け取っていくことをしたりします。根っこから変えていったほうが長い目でみたときに土台が安定しますし、同じことで悩みにくくなります。

首を突っ込む癖によって表面的には忙しくなって自分の首をしめてしまうというデメリットがあるのですが、深い部分では、何かメリットを享受していることが多いですね。

これをして私は何を証明したいんだろう?どんなメリットがあるのかな?と考えてみると、何かヒントになるかもしれません。

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