つながる・コミュニケーション

いつも自分が後回しだと心は満たされない

2020年5月22日

仕事や恋愛において犠牲をしてしまうという悩みをよくご相談いただきます。犠牲というのは、自分が気持ちよくできる範囲を超えてやってしまうこと。

仕事では、本当は気が進まないけれど、やった方がいいかなぁと思うので、やりたくない仕事を引き受けてしまう傾向があります。

もちろん仕事なのでやらなければならないことも多いのですが、周りの人はうまく立ち回っているのになんで自分だけ…というポジションになりやすいというのが特徴です。

恋愛でも同じように、相手の機嫌を取ることが優先されるので、基本自分は後回し。尽くしたりお世話したりいろいろやってみるものの、なぜか心は満たされない…なんでだろう?と感じます。

犠牲というのは心から望んでやっていることではないので、頑張っても心が満たされないというのが特徴です。

心理学では、動機は愛か恐れかの2択しかないと言われています。

実際のところは最初は愛からはじまって心からやってあげたいと思って始めたことでも、途中から心境が変わり、嫌になったけど断れなくて続けているというように、どこかの時点で愛からの動機ではなくなっていたというように、愛と恐れの間で揺れるパターンが多いです。

犠牲というのは昔から自分に染み着いたパターンであることが多いので、自分では気づかないことが多いんですよね。息をするように、犠牲しちゃうということもあるのです。

あんまり犠牲をしすぎると、反動が出て、やってられるか!となり、自分がとにかく最優先、みたいに極端に走ってしまうことも。

私も子ども時代は、自分が我慢しておけば丸くおさまるからそれでいいや~と思っていましたが、後から反動がきた気がします(汗)

どちらにしても相手も、私も、一緒に幸せになるという視点がいるので(しかもそれは成り立つのです)、相手ばかり尊重して自分が苦しいのはやはり変ですし、かといって自分ばっかりになるのも違いますしね。

これを読んで思い当たるところがある…という方は「私は犠牲しているかも」と気づくところからスタートです。

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