昔から問題意識を持っていたこと、腹が立つこと、もっとよくなるといいのにと思っていたこと、不足感を抱えていたことなどには、自分のやりたいことのヒントが含まれているらしいのです。
きっと思い当たることが複数個あるんじゃないかなと思います。
私の場合でいうと、「その説明だと、あんまり伝わらないのだろうなぁ」と思うことがときどきあり、情報の発信者側と受け手側の認識の差や、見てる世界の違いなどによって、せっかく良い情報でも受け手が上手に活用できないケースがあるのが結構気になるんですよね。
会社員だったころ、同じ日本語を使っていても話が通じないことってあるんだなと気づいたのですが(まあまあ時間をかけて打ち合せをしたのに、お互いに相手の言っていることが全然わからなかったという)、別に仲が悪いとかじゃなくても通じないことってあるんですよね。
お互いの言葉の定義や認識、お互いが置かれた状況、そして行きたい方向性などがかみ合わないまま話を進めているからだと思うんです。
前提がちがえばやっぱり通じ合わないですからね。だからこそ、前提をすり合わせたり確認をしたりするだけで「あ、そういうことか!」と気づくこともたくさんあると思っています。
カウンセリングのいいところは、その人が持つ前提や認識に合わせて話を進めていくことができるから誤解が溶けやすく、スムーズに変わっていけるところなんですよね。
本をいっぱい読んだけど全然うまくいかないのはなんで?とか、ブログ読んだけど全然しっくりこないというような場合は、伝え手が言っていることと聞き手が理解していることにズレがあってその認識の差が埋まってないからかなと。
だからなのか、認識の差を埋めるとかズレを修正していくとか、好きなんです。そういうの楽しいですね。「ここをもうちょっとこうしてこうしたら…ほら簡単!」とできると、めちゃ燃えます。
また、昔から人間関係の揉め事は嫌いで「揉めたから→解決する」よりも、「そもそも揉めないようにしたい」という意識が強かったように思います。そういうところも今のお仕事につながってるのかなーと思ったりしています。
あなたも自分なりの問題意識があるところには、やりたいことのヒントがあるかもしれませんよ。ニッチなジャンルでも気になることがあれば、保留にして自分のデータをストックしていきましょうね。