自分らしく生きる

【問題を解決する力のある自分になる⑦】うまくいかないときは、動機に自己否定が隠れている

2019年10月15日

何事も「どんな思いでそれをするのか」によって、受け取れる成果が変わってきます。

昔、自分の性格(性質)を変えようとしていたことがありまして、内向的でボーっとしていて、おっとりふわふわした自分を、キャリアウーマンみたいにシャキッとキリッとした社交的なカッコイイ系に変えようとしていたときがありました。

人間、ないものねだりというか、自分と反対の要素をもつものに憧れるものですね。服装のテイストをカッコイイ系に模索してみたり、いつもの自分なら断ることも試しに行ってみたりハキハキしゃべるように気をつけたり。

しばらくいろいろやってみましたが、まわりの人のコメントを聞いているとバリバリのキャリアウーマンタイプからは程遠く、結局無理があるのだなと思いました。

そのときにわかったことは2つあって

1つは「自分以外のものにはなれないのだ」ということ。多少寄せることはできても、自分の本質とちがうものにはやっぱりなれないんですよね。

もう1つが今日のテーマなのですが、「自分を否定していると、うまくいかない」ということでした。

キリッとした社交的なキャリアウーマン像は憧れだったのですが、その裏には、内向的な私はダメだという自己否定があったのです。

だから、ダメな私をなんとかしなくちゃ!というのが、自分を変えたいと思った動機だったんですね。

でも、自己否定が動機にあると、手に入る成果も「がんばったけど結局変わらなかった」「やっぱり自分はダメなんだ」という思いになります。

もし、当時の私が今の私は私でOKだけどやっぱりキリッと働く女性ってカッコイイな~!素敵素敵!という純粋な想いだけで取り組んでいたら、きっと、得られたものはポジティブなものになったはずです。

「自分以外のものにはなれない」点は除いてみても、憧れをマネするならきっと楽しい発見があったでしょう。

さまざまなご相談を受けていても、こうした自己否定が根っこにあるケースは少なくありません。

向上心が強く、理想が高いからこそ、今の自分が理想とはちがうように感じてしまうことがあるようです。

でも向上心があること、そして理想の自分像を持つことは、私は素敵なことだと思うんですよね。それは大切に大切にしてあげて。

ただ注意したいのは、向上心ゆえに今の自分を否定しないことですよね。

いちばん必要なのは、自分への承認とねぎらいです。今の自分がOKだと思えないとき、ダメだと思っているとき、そんな自分を認めているかそれとも責めているかによって得られる成果が変わります。

この違いがとっても大事です!

がんばることは素晴らしいことなのですが、そのがんばりの成果を出すためには、「どんな思いでそれをするのか」なのです。

せっかくがんばるのであれば成果が出るようにしたくないですか?

今の自分を認める、承認する、ねぎらうがポイントですよ。

今日の話は、ちょっと難しいかもしれませんがとってもとっても大事な話で、当時の私がもっと早くに知りたかった…!と思ったことをシェアしました。

みなさんの何かのヒントになれば幸いです。

そしてお困りごとがあればひとりで抱えずご相談くださいね。きっとお役に立てると思います。

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