自分らしく生きる

もっと簡単にうまくいってもいい

2020年4月27日

嫌なこと、傷ついたこと、経験していない人はいないはずですが、そうした心の痛みは何に使えるか?というと、人の心の痛みを理解することのみに使えるのだ、と言われていたりしますよね。

確かに、自分で振り返ってみると、昔の方が自他ともに厳しかったように思います。イライラしていた20歳前後の頃は、証明写真の自分を見たときすんごいキツイ顔つきになっていて自分でもびっくりしましたよね;

それが、うまくいかないことが出てきて、ゴツンゴツンと壁にぶつかってなんのかんのと乗り越えてきたら、なんだかまるくなってきた感じです。

他人を見て、なんでできないの?とイライラしていたことも、自分が失敗してうまくできない経験をすると、そうだよね~うまくできないこともあるよね~怖いしね~となってきて、あくまで自分の昔と今との比較ですが、心の器(許容範囲)が前より大きくなっているから心地よく感じますね。

確かに、自分の心の痛みは人の痛みを理解することに役立っているようです。

でももし、何かが起こることで学びがあるのだとしたら(何かが間違っているよというメッセージだったり、自分を大切にしましょうというお知らせだったりとか)、事が起こらなくても、学べていたら(間違いに気づいたり、自分を大切にできていたり、人にやさしくあれたら)じつは事は起こる必要がなかったりする?と思ったりもするのです。

まぁ、そうはいっても人から言われて、素直に、はいそうですねとならないこともありますよね。

まわりは「あんな人やめときなよ」「将来の保証はないから苦労するぞ」と反対するけど、自分で確かめたいからやってみて、やっぱりちがってた!となれば、はじめて心から納得したりすることもあって。

誰かに言われてやめたら、うまくいっても、もやもやしちゃうかもしれないし、自分が主体的に選択した、自分が決めたと思えていたら、うまくいってもいかなくても、納得しやすいのかもしれないなとも思うのですよね。

カウンセリングにおいても、最終的にどうするかを決めるのはクライアントさんだと思っていますが、そのために背中を押したり自分らしい人生の道を歩んでいくために私は精一杯サポートをするというスタンスです。

自分の人生の責任は自分にしか取れないし、ということは結局好きにやるしかない、ということなのかもしれません。

クライアントさんの中には、自分だけが幸せなのは嫌だと、自分の心の痛みを他人のために役立てようとする方もいてそれは本当に素敵なことだなと思います。

ただ、だからといって余分な苦労をする必要はないわけで、簡単にうまくいっちゃったっていいのですよ。事が起こる前に学べていればそれでいいのです。

親の世代が子どもたちには自分たちと同じような苦労はさせたくない!と思うように、人から人へ伝わるごとに、どんどん簡単になり、どんどん苦労しなくなり、どんどんシンプルになっていくのが進化・成長・恩恵なのではないかなという気がします。

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