心理学を学び、自分の心のあり方が、現実世界に反映されていることを知ったのは大きな驚きでした。
「状況が変わらなくても楽になることはあるんだよ」と言われたとき、ええ~( ゚Д゚)状況が変わってないならダメじゃん、変わるってそういうことなの?ちがくない?と、うさんくさく感じたものです(;^ω^)
ところが、実際には状況が変わっていなくてもはるかに楽になったりしたのです。
確かによく考えてみれば、同じ会社でも、最初は良くても途中から嫌になることってあるし、同じ彼氏なのに、好きから嫌いに変わったりもします。マンネリしてたのに、また仲良くなって親密になることもあります。
昔あった嫌なことが今はもう何も関係なくても、心にこびりついて今でも自分を苦しめることもあるわけで、環境の影響ももちろんあるのだけど、それ以上に感じ方の影響はかなり大きいのかもしれないと思うのです。
実際にカウンセリングを利用してくださるクライアントさんたちも、環境や状況が変わる前にまず感じ方が変わり、気持ちが楽になります。
そして余裕が生まれ、元気が出てきたことで、状況や環境を変えるべく動きはじめ、実際に状況も変わっていく。という流れになることが多いです。
まずは、感じ方が変わることが出発点なのですよね。自分の感じ方を変えていくために癒しがあります。
自分を責めない、がんばりをねぎらう、相手を理解する、自分を知る、なども同様の効果があります。
他人を変えることに奮闘するよりも、自分を変えるほうがはるかに簡単で早いんですよね。
「なんで私はこう感じるんだろう?」と考える癖をつけること。
カウンセリングではもちろん私も一緒に考えて癒しを進めていきますが、この考え方のエッセンスをぜひ身につけていただきたいな~と思っています。
そうすれば自分で対処できる範囲が広がりますからね。
とはいえなぜ自分がこう感じるのかを考えるのって、正直めんどくさいですよね。
私も考えてすぐわからないと自分のことなのに、わかんないもん!って放り出したくなったりします。
でも、「考える」ことってすごくすごく大事なこと!
よく考えないと「わからない」わけですが、そこに意欲を持てるか。困ったことがあったときに、あの人が悪いんだとか、私が悪いんだと結論づけることはじつは簡単。
人間めんどくさいことがきらいだから楽しちゃうわけです。
でも実際、いろんな事情があったりいろんな心のメカニズムがあって起きてることなので、「あの人はなんでああなんだろう?」「なんで私はこう感じるんだろう?」と疑問を持つ癖をつけることで、自分の感じ方を変えていくヒントがみつかるのです。