前回は、話を聞いてもらうことの本当の効果について書きました。
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【問題を解決する力のある自分になる②】話を聞いてもらうことの本当の効果
【問題を解決する力のある自分になる】というテーマを見ると、誰にも頼らず何でも自分で解決するというイメージが浮かぶかもしれません。 でもそういうわけではなく、人に話を聞いてもらう、相談する、といったこと ...
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ひとりで頑張るもん方式で自立的に生きてきた人にとっては、話を聞いてもらうことで気持ちが楽になり、落ち着いて物事を考えられる状態になる効果があるんですよ、というお話でしたね。
そして人に話を聞いてもらうときは「自分の気持ちを言葉にして表現する」ことになりますよね。これが、癒しにとても大きな影響をもたらすのです。
頭の中でだけで考えているのと言葉に出してみるのとでは、やはり天と地ほども差があります。
紙に書くのをおすすめすることも多いのですが、言葉にしたり紙に書く行為は、見えないものを形にする行為。形にすることで、より具体的になるんです。
「何から話し始めていいのかわからないんですけど…」と遠慮がちにスタートしたカウンセリングが、最後の方では「もっと話したい」「気づいたことがたくさんあった!」に変わることはよくあります。
一緒に泣くこともあるし2人で爆笑することもありますね。
たとえば、パートナーがハードワークでお仕事でストレスを抱えていて、そんな彼を見ているのもつらいなって思っていたとして。
ぽつりぽつりと気持ちを言葉にしていくと、彼が大変になっているのは私のせい、みたいな罪悪感が出てきたり。
自分がもっと上手にサポートしてあげられていたら、こうなっていないのではないかという疑いや、自分だけ好きなことしていて楽しんでいて申し訳ない気持ち。
でもどこかで彼の実力を信じている自分がいたりして。「彼はこんなものじゃないはず」「彼ならもっとできるはず」という、信頼もあったり。
そういった気持ちをひとつひとつ言葉にして表現していくと、自分の中の彼に対する愛に触れて涙があふれてくる瞬間があったりします。
そこではじめて、私ってこんなに彼のことを大切に思っていたんだ、と気づく。
するとそういう人に出会えたこと、今まで彼が自分に与えてくれていた愛に気づき感謝があふれます。
こんなふうにして自分の気持ちを表現していくと、自分の中にある愛に気づいたりします。もちろん同時に、大切な誰かからの自分への愛を感じることもあるでしょう。
すると、心がじんわり温かくなって安心感ややさしさに包まれる感覚になります。(これが癒しの1つですね)
ここまでするだけでもかなり楽になります。
その後、カウンセリングでは彼をどうサポートしていくのか、どういった心持ちで毎日を過ごしていけばいいのかといったこともお伝えしています。
私自身も「自分の中にある愛に触れる体験」をしてから、ガラリと人生が変わりました。
こんなに温かいものが自分の中にあるんだ!という喜びは、自己価値をひっくり返すほどの
インパクトがありますよ。
怒りや悲しみ、あきらめ、ネガティブな感情を味わった先にあるのが、愛と親密感の層です。どの人にもあるので安心してくださいね。
自分の中にある愛に触れるためにも、気持ちを言葉にして表現していく手段はとても大切なのです。
あなたの温かい愛にあふれた人生を心から応援しています。