つながる・コミュニケーション

問題を抱えて、ひとりで何とかしようと思う前に

2019年6月13日

自分で考えて自分で結論を出す自己完結型の人は、考えている過程も結論が出た後にも人に自分の頭の中をシェアすることってあんまりないんですね。

しかも話さないことを無意識でやっているので、本人としては「言われてみたら確かに話してないけどね」くらいの認識だったりします。

自分で考えて結論が出せること自体はいいことなんですが、これをやっているとコミュニケーション不足から誤解されることも多いんですよね。

それに難しい問題に直面すると行き詰ってしまうことが多いんです。

これから仕事をどうするか、どうパートナーを見つけてうまくやっていくか、職場の人間関係をどう改善していくか、お金は、結婚は、ライフスタイルは人生の設計をどうしよう、などなど

そういう未知の世界のことは、自分だけで抱えて何とかしようと思ってもなんとも進んでいかないことがあります。

私も、自分で抱えてひとりで結論を出そうとする傾向があるのですが、それもかなり改善したんですよ。

途中経過をシェアしたり、ちょっとあぶないと思ったらすぐにヘルプ!で相談できるようになって。ややこしくなる前に話すことで、ソフトランディングできるようになったんです。

自己完結バリバリだった頃は「それ、話して何か意味あるんですか?」ってよく言っていて。

そうやって、話しても意味がない、だってあの人には通じない、きっとこんな返事が返ってくるだけでそれは私の欲しい答えじゃないって

過去、大切な人とのコミュニケーションにおいて、ガッカリしたり傷ついたりして自分の気持ちを伝えること、一緒に歩んでいくことを諦めてしまったことがあるのかなと感じます。

でも、諦めたままだとそれ以上何も動くことはないので、もう一回話して、歩み寄ってみることで人とのつながりが復活しコミュニケーションが密になるのだと思うんです。

私自身も「それ話して何の意味があるんすか?」と思っていたけど、話してみたら、意味があった!ということがいっぱいあって。

結論はすぐに出るわけじゃないけど、問題意識を共有できたことでこれから進むべき方向性が見えてきたりしました。

で、こういうことは相談する場合も、話し方にコツがあったりします。

カウンセラーに相談いただく場合はそんなことは全然気にしなくていいのですが。

専門的な訓練を受けたカウンセラー以外のパートナーとか、友達とか先輩とかそういう身の回りの人に相談したり想いをシェアしたりするときは、伝え方にコツがあるんです。

コツをおさえておかないと、話したはいいけど、相手からこんなこと言われてなんか違う、私がしたい相談はこんなふうじゃないのにとなりかねません。

私も先輩に相談して伝え方のコツを掴んでから、パートナーの旦那さんに相談するみたいなこと、よくしています笑

コツをつかむと、あきらかに旦那さんの反応が違うのです。

そのコツというのは、自分の気持ちをちゃんとわかりやすく伝えていくことなのですが。

カウンセリングでは、パートナーや友達に話してみるときには「こういうふうに言ってみるといいです」と具体的な伝え方についてもお話させていただいています。

友達、家族、パートナーなど、あなたの大切な人たちとの誤解をへらし、コミュニケーションが密に取れるようになっていくことが問題解決への第一歩につながるんです。

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