とっても優しい彼なんだけど、いまいち物足りないのよね…と思っている方もいるかもしれません。
最初出会ったときは、彼がとってもやさしくて何でも受け入れてくれてそれがいいなと思っていたけれど、向上心がすごくあるとか、ガツガツしてるとか、そういうパンチの効いたところがなくて、だんだん物足りないような感覚になっていくケースもあるようです。
ここで、女性が自分の理想像を彼に当てはめて彼を変えようとすると、たいていうまくいかないことが多いんですね。
自分に当てはめて考えてみるとどうでしょう?
好きで付き合った彼が、言い方にもよるかもしれませんが「もっと仕事頑張った方がいいんじゃない?」「もっとオシャレした方がいいよ」などと、自分を変えようとしてきたらやっぱりいい気分はしませんよね?
気持ちよくその気にさせてくれるならいいんですが、今の自分を否定するようなニュアンスが含まれていたら嫌だなと感じるのではないでしょうか。
優しい彼は最初はNOを言わずに言うことを聞いてくれるかもしれません。
でも人って、むりやり変えようとされるのは嫌なものです。自分が望んで変わりたいと思えば全然構わないんですけどね。
でもそんなこと言っても、彼が物足りないのは変わりないんです!という場合。
頼りないな~、もっとしっかりしてよ、リーダーシップを取ってほしい、と思うことがあるかもしれませんよね。
これって、彼の男性性の問題でもありますが、じつは、女性の側が知らず知らずのうちに彼の男性性の芽を摘んでしまっているケースもあるんです。
特に、しっかり者のなんでも自分でできちゃうような自立した女性は要注意です!
どういうことかというと、彼って頼りない!と思っているときは、彼を頼りにすることはないと思うんですね。
むしろ、頼りにならないから私が全部背負ってやりますよ、となることが多いんじゃないでしょうか。
つまり、彼をアテにしていないわけです。すると、そういう扱いをしているときは彼がそのような人になってしまうんですね。
案外、彼女がやり方を少し変えて自分で全部を背負い込まず、彼をアテにする。彼を頼りにして動く。彼女の弱い部分も見せていく。
そういうことをしていくと、彼の男性性のスイッチが入って、たくましい姿を見せてくれ「あれ?彼ってこんな男らしい表情もするんだ!彼ってこういうこともしてくれるんだ!」とびっくりすることも出てくると思います。
もともと彼の中にあった、頼りになる部分や、たくましい部分を引き出していく感覚に近いかもしれません。
そしてね、もし彼がしてくれたことで嬉しいことがあったら、ぜひちゃんと伝えてあげてくださいね。
「こないだ、私が落ち込んでいるときに話聞いてくれてありがとう。すごく元気になったよ。」
「私すごく焦ってて、どうしよう!ってなってたから、すぐに助けてくれて車出してくれてものすごく助かった。」
などなど具体的に、具体的に。
働いていると、論理や効率・段取りなどをたくさん考えるので、男性性が発達します。(女性の中にも、男性性がありますよ)
そういうしっかりした女性をいっぱい見てきましたが、そういう方は女としても深い愛情があって優しく受け取る器の大きい方が多いのです。
彼の男らしい部分を引き出してみましょう。すると、彼とあなたの関係が、今までとはちがう形になっていくかもしれません。