先日お知らせしました8月9日(土)のスペシャルワークショップに関連し、パートナーシップについての内容をお届けします。
◆そもそもパートナーシップって?
日常では、恋愛や夫婦関係といった言葉を使っているのに心理学ではパートナーシップという言葉がたびたび登場しますよね。
パートナーシップ=男女関係
だと思っていらっしゃる方がおりますが、実はそうではないんです。
パートナーシップとは相互依存のステージを表す言葉です。
心の成長プロセスでは、私たちが子供のころは「依存」の時代でした。何をするのにも親の助けを借り、誰かに面倒を見てもらっていました。
それが大人になると、今度はなんでも自分でできるようになり自分のやり方を確立していく「自立」のステージに入ります。
自立を経た次の段階が、お互いがお互いを補い合い尊重し受け入れていく相互依存のステージです。
甘えを許さず、自立していくだけのやり方だけではどうしようもなくなる時が来ます。
これまでのやり方では限界を迎えたとき自立を手放し、抑えていた依存心を受け入れる必要が出てくるのです。
パートナーシップとは、ただの男女関係ではなく、相互依存、つまりお互いが自由で解放的かつ深く愛し合えるような、そんなステージをいいます。
私を愛して!私の面倒を見て!という依存の恋ではなく、私は私でやることやるから、あなたもやるべきことはやってよ、お互いに甘えは許さないわよという自立の恋でもなく。
与えることと、与えられることを素直に受け入れられる関係。
手と手を取り合って、一緒に歩いていく、そんなイメージです。私からも惜しみなく愛するし、相手からも愛される、そんな関係っていいなと思いませんか?
ここに至るためには、まず自分の状態を振り返る必要があります。
自分が依存に偏っていないか? 自立に偏っていないか?
自分の状態がわかれば、軌道修正することができます。まずは気付くことが大切です。
みなさまがよりよいパートナーシップを手に入れられますように。
それでは今日はこのへんで。