つながる・コミュニケーション

心のブロックを取ると親密感がやってくる

2015年7月22日

親密感という言葉は、私が心理学やカウンセリングに関わるようになるまであまり聞いたことがなかったのですが、今では、親密感って人付き合いでもパートナーシップでも、とても大切なものなんだなぁと感じています。

人付き合いに悩んだときも、彼との距離感で悩んだときもやっぱり欲しかったのは、親密感だったのかなと思います。

日頃は仲が良いという二人であっても、実は心の距離が遠かったり、お互いに思っていることが通じ合っていなかったり、コミュニケーションにズレが生じていることも少なくないものです。

普段仲は良い方なんですが、妻の(もしくは夫の)こんな態度にどう接していいかわからないんです、とか、普段仲は良いんですがセックスレスです、とか、仲が良かったはずなのに別居になってしまった等のご相談はとても多いです。

私はもうすぐ結婚して4年目くらいになりますが旦那さんとは結婚当初から仲が良い方でしたが、でも当時二人の心の距離感は思っていたよりも遠かったようで、親密感という点では実はあまり感じていなかったのかもしれません。

カタチ上は、結婚したら夫婦なんですが、本当の意味で夫婦になるのは別の話だなと感じます。

どうして親密感があまり感じられないのか、どうして心の距離が遠いのか、そこには、何らかの心のブロックがあります。あなたが見たくない感情の揺れがあるんですね。

距離が近づくことで、必然的に見えてきてしまう何らかの感情を見たくなくて、相手との間に壁のようなものを自動的に作ってしまったりします。

幸せになりたいって思うのに、いざ幸せが目の前にくると怖いように、親密感もものすごく欲しいものだからこそ、余計に怖いものなんです。

例えば距離が近づけば近づくほど、本当に私が受け入れてもらえるんだろうか、愛してもらえるんだろうか、という怖れが顔を出します。こんな私じゃダメだよね、という自己嫌悪を持っている度合だけ、怖くなると思います。そこには疑いが存在しています。

本当に愛してもらえるのか不安、という気持ちがあるとき、相手に対して「あなたはこんな私を受け入れてくれるはずがない」というような疑いが存在しています。実際にパートナーがどう思っているかどうかは別にして。

もしかしたらパートナーはあなたを全面的に受け入れ愛してくれる気満々でもあなたが疑いの目で見ていたら、本当のところは見えなくなります。

私も、自分の頭の中だけで私は妻としてダメだと勝手に思い旦那さんに聞くことなく自己完結させるというのはよくやってしまいましたから(笑)。

パートナーに対する信頼の目が必要なんですね。

ここから、とっても怖いことなんですが、あなたの不安・疑いをひっくるめて自分がどう感じているのかということを、パートナーともっと分かち合う(話す)ことが大事なんです。

大変に繊細な部分なので、言葉にしていかないとお互い理解できない部分だったりしますから。参考になりましたら幸いです。

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