日常に役立つ心理学

「ある」を見るか、「ない」に注目するか

2018年5月28日

見たものが拡大するという心の法則はもうみなさんご存知かもしれませんが、満たされたいと思うのなら、既に満たされていることに注目するということです。

「ある」に注目するか、それとも「ない」に注目するか。どっちに偏るかは、これまでの心の癖が如実に表れるところです。

見たものが拡大するという理論を理解したつもりでも、実践できているかといえば、意外と、あれれ・・・??なことも多いのです。

例えば、過去に「ある」を見ていれば手に入れることができたのに、「ない」と思っていたばかりに取りこぼしたことがあったとします。

そこであなたはこう思いました。

「過去に取りこぼした分をこれからは取り戻していこう!」「もう取りこぼしはしないぞ!」

この発言は、「ある」に注目していますか?それとも「ない」に注目していますか?

一見わかりにくいのですが、前向きに見えて、実は後ろを向いている事例です。「ない」に注目していますよね。このままだと、法則通りまた何かを取りこぼす可能性が高いです。

「健康になりたい」というのと「病気にはなりたくない」というのの違いと同じです。

人のコメントを聞いていると、どういう発想で物事を見ているかがストレートにでるのが面白いところです。

もし「ある」に注目していればこんな発言になるかもしれません。

「これからもっと多くの実りがやってくるから、楽しみだな」その言葉通り、多くの実りに気づき受け取っていけるでしょう。

違いがなんとなくわかったでしょうか。
結構無意識にやっちゃう良い例じゃないかなと思います。

私も気をつけようと改めて思いました。

-日常に役立つ心理学
-

© 2013 Aya Takami All Rights Reserved.