色んな人のお話を聞いていると、たびたび出会うのが完璧主義的な発想です。
お仕事が完璧にできないとダメとか、自分の中で不安要素があるうちは発表したくないとか、どうもその発想の根底には、自分には調子のいいときもあれば悪いときもあるという事実を飛ばして、常にうまくいかねばならないというような怖さがあるように感じます。
過去にうまくいったときのことを覚えていて、その時と比較して同じくらいうまくいかなきゃいけないといったような感じ。
完璧主義になると失敗がとにかく怖くなってしまうので、身動きがとれなくなるんですよね。進むのも怖いし、このままここにいるのも怖いし、どちらにも行けない感覚になります。
そんなときは、「決める」というコミットメントが求められているのですが、うまくいくことも、うまくいかないこともあるのだと受け入れて、その時のベストを尽くしていく考え方に発想を切り替えていく必要があるのかなと思います。
調子の悪いときは、悪いなりのベストを。
毎日調子が変わることを考えると、日々目指すべきベストは違うことになりますよね。そうやって考えたら、少しは気楽になりませんか?
調子が悪いときには、調子のいいときのベストを目指す必要はなく、そのときなりのベストを尽くせばいい。
ここに気づけると、調子に波があっても動揺しなくなりますし、お稽古次第ではどんな調子のときでも一定レベルのことが出せるようになるんです。
「カウンセリングに通うようになって、実は、自分のことで知らないことがいっぱいあるんだって気づいた」
そういうコメントを聞くと、とても嬉しくなります。
カウンセリングの時間は自分の心と向き合って整理し、自分を深く知るための時間。
今まではただ、感情に振り回されていたけれど、どんなときに自分の調子が良くなる傾向にあるのか?どんな考え方をしていると調子が悪くなるのか?
たくさん学べることがあり、知れば知る程、知らないことがいっぱいあるとわかる。だから私はこのお仕事が好きなのです。
自分を知るためにカウンセリング活用してみてくださいね。あなたの人生がうまくいくためのお手伝いします。