涼しい顔してスマートにこなしたい

本当は内心とんでもなく焦っていて必死でなんとかしなきゃと頑張ってる。時間がない中で間に合わせようとしてかつクオリティも高いものにしようとしている。でもそういう必死さは表に出したくない。

そつなくこなしたい。大変でも忙しくても平気ですって顔してスマートにやりたい。

そんなお話を聞くことがありますが、それだけ一生懸命になれるって、むしろすごいことだなと。責任感がものすごくあるということなんでしょうね。

わざわざ隠す必要はないのにとも思いますが、隠したくなるということはどこかに自己否定があるようです。

こんな私がバレたらみんなどう思うんだろう、ガッカリされちゃわないかなとか、スマートにできない私は情けないとか、こんなにも必死にやらないとできない私は、人よりできないんじゃないか・・・など。

涼しい顔してこなしていると、嬉しいことがやってきたときにも、あんまり派手に喜べないというか、「これくらい大したことありませんよ」みたいに控えめに表現してしまうことも
出てきます。

すると抑えた分だけブレーキがかかって、ものすごく嬉しいことから遠ざかってしまいます。

この隠したいという思いには、「恥」や「恥ずかしい」という感覚がセットになっています。

人目を気にして隠そうとしているんですが、でも本当は人目が気になっているわけではなくて、もう一人の自分のシビアな目から隠そうとしているんです。

自分が自分に対して、厳しい目で見ているということ。

恥ずかしさや自己否定の奥には、封印したいと思っていた無力な感覚があるかもしれません。

もちろん無力さというのも、誤解なんですけどね。自分がある時にそう思い込んでしまっただけで。

こうやって隠す人は、比較的優秀な人に多いです。優秀がゆえに理想が高く、それゆえの劣等感なのかもしれませんが。

その無力な感覚を見たくなくて、そつなくスマートな私で、隠しておきたいと思っているのかもしれません。

このままさらに頑張って、できる自分になろうとすると、根っこに自己否定と無力感があるので、結構苦しいんです。

頑張って仕事ができるようになっても、またその次があり、そしてその次もやってきます。

終わりが見えない疲弊する感覚やいつまで頑張ればいいんだろうという感覚も出てくるかもしれません。

好きなことを頑張ってるときは、やればやるほどパワーが出てくるものです。楽しいから頑張るというサイクルに入れます。

でも苦しくて頑張りさらに苦しくてまた頑張るというサイクルに入ると、もう負のループですよね。

良いループにワープするには、今まで隠していた自己否定と無力感を癒してあげることが一つのきっかけになります。

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この記事を書いた人

高見綾|第一線で働く女性リーダー専門・心理カウンセラー

職場や人間関係の摩擦、距離を置かれるような変化を心理の視点で整理しています。

自分を味方にする「セルフバディトレーニング」を軸に、書き出しと対話を通して感情と思考を整理し、仕事の質を落とさず「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

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