当初、特に仕事上において「やりたいことがわからない」「もやもやして答えがでない」ということでお悩みだったお客様。
しかし実は我慢強く、言いたいことが言えていないということがわかってきました。
先日はカウンセリング、ありがとうございました。
前回のカウンセリングで、「自分の気持ちや思っていることを出す」と決めたら、周りの人や物事が色々と動いてびっくりしました。
自分が無理やり状況を変えようとしたわけではないのですが
今まで言いにくかったこと、言えなかったことを少しでも出してみようとしたところ、
会社の同僚から話しかけてきてくれて本音を言える機会ができ、みんな同じことを思っていたんだとわかって気が楽になりました。
パートナーにも今まで怖くて言えなかったことを伝えたら、静かに聞いてくれてそのまま受け止めてくれました。
それから、やりたいことがない、何をすればいいのかよくわからない状態だったのですが、今まで自分がものごとを選択する基準は何だったかを思い出しました。
これまで仕事にしても趣味にしても「楽しそう」と思えるものを選んでいました。
ものごとをはじめるきっかけや、奮起するきっかけになったのも「周りの誰かが楽しそうにしているのを見たこと」でした。
今まで勉強や仕事で左脳をフル活用して生きてきて、それなりにある程度できるようになったものの、「できること=やりたいこと」ではないように感じていて
いまいち自分の能力を生かしきれていないとか、本当にやりたいことは何かとかずっとモヤモヤし続けていました。
まだこれをやる、というものは見えていないのですが、自分の選択基準(実は右脳派で、動物的カンを使っていた)が見えたので、少し手掛かりがつかめたと思います。
一人で考え続けてい たら、ここまでたどりつくのは難しかったと思います。
カウンセリングで色々話を聞いてもらい、少しずつ自分のことを出していくことで、物事が好転したり、自分のことが見えてきたように思います。
もう少しカウンセリングを続けてみて、自分がやりたいことをもっとはっきりさせていきたいです。
(女性・30代)
ご感想ありがとうございます!
ここからは私の解説も入れながら書いていきますね。
言えていなかったことを言おう!と決めたことは大きかったですね。
「決める」って結構パワーがあって、不思議な感じがしますが、決めたことで自動的に動き出すことは本当にあるんです。
そして素晴らしかったのは、実際に「言う」「伝える」という行動を起こせたこと。
「言うと癒える」という言葉がありますが、本当にそうなんですよね。
勇気を出して本気で伝えると、案外受け止めてくれるものなんです。
静かにきいてくれたパートナーさんの愛を感じますし、関係が一歩近づいたようで嬉しいですね。
我慢して自分を抑えていると、実は「やりたいことがわからなくなる」という現象が起きやすくなります。
でも、本当に「やりたいこと・好きなこと」がない人はいないです。
抑えてわからなくなっただけなので、「思い出す」という作業をしていきます。
お客様は、頭が良くて頑張り屋さん。
とても知性的な感じなのですが、実は動物的な嗅覚で反応していたことがわかって面白かったですね。
高尚な意味や目的があるわけではなく、とにかく「楽しそう!」「気持ちいい!」という感覚が自分を動かしていた。
仕事は男性性の領域なので、理論や目標設定など男性的な物の考え方をすることが多いですが
実は、お客様はとっても女性性のある人だし、我欲もないので、会社でやってるような物の考え方は合わないのではないか……そんなところが見えてきました。
どうりで、答えが出なかったわけですね。
それにしても、合わない場所でこれだけ仕事が出来ているということは、本能に従って「楽しい!」ということに取り組んだら、今よりもすごい成果が出そうな気も……。
こんなふうに、自分のことを思い出していく作業はもどかしい思いもいっぱいするけど、とても楽しいものです。
お手伝いができて嬉しいです。引き続き、自分のことを見つけていきましょう。