自分自身・人間関係の悩み

大勢の人がいる場でも自然体な自分でいるコツ

2017年10月18日

「なんだかんだいっても、みんな誰かを愛したいし、役に立ちたいんだな」というのが、最近色んな人を見ていて感じることです。

「私、そんなに一生懸命になれません」と言ってる人でさえも、そうは言いつつどこかで「本気になりたい」「自分の力を使いたい」と思っていて、なんとかその糸口を探している様子にはほっこりします。

今回は、そんな「誰かを愛したい」欲求を潜在的に持っている人に向けて書いてみます。

ちなみに私が、自分のそういった「愛したい」欲求に気づいたのは20代半ば頃だったと思います。「愛したい」欲求は、内側から湧き上がってくるような強烈な感覚でした。

そういった欲求を感じる人はぜひチャレンジしてみてください。得られるものはチャレンジに見合う以上のものになりますから。

人間関係において、一対一は平気だけど大勢の人がいる場になると自然体でいることが難しいと感じる人は少なくないと思います。

かくいう私も、ずっと大勢の人がいる場は苦手だったのですが、最近自然体でいるコツをつかんできました(笑)

まず、自然体でいることが難しくなるのは「自分がどう見られているか?」という他人目線が入るからです。

その他人目線は、自分がみんなをどう見るか?よりもはるかに大きく自分の行動に影響を及ぼしています。

「どう思われるだろう?」
「嫌われないだろうか?」
「変に思われないだろうか?」

そういった目線が入ってくると、守りに入ります。傷つかないように自分が引っ込んでしまいます。

傷つかないための方法と幸せになる方法は違うと、どこかに書いてあって、確かにその通りだなと思ったのですが、守りに入ると傷つくことは減るかもしれませんが、楽しくはないし喜びも生まれないんですよね。

大勢の中でも、変わらずに自然体でいるためには徹底的に自分目線が要るのです。

「自分はどうしたいか?」
「自分はどう思うか?」

これで頭の中をいっぱいにします。

そして、自然体の自分でいて、かつみんなとうまくやっていこうと思うのなら、できるだけ自分の好きな人を選んでその人を中心にして親しくなることが大事です。

満遍なく、誰に対してもいい顔をするというのを一回捨ててみることです。

苦手な人や嫌いな人のことは気にせずに、とにかく自分の好きな人を遠慮なくピックアップします。遠慮なく、というのがポイント。

遠慮して八方美人みたいになると結局エネルギーが分散してしまって印象に残らないし、誰とも仲良くなれないことになりやすいです。

好きな人を選ぶのってちょっと勇気が要りますが、人付き合いに苦手意識がある人とお話していると「誰とでも仲良くしなければならない」「嫌いになってはいけない」という思い込みを持っているケースが多いんです。

誰とでもだと、エネルギーが乗りません。

「この人、なんかいいな」「この人気になるな」と思う人に焦点を当てます。

そうすると、大勢の人という漠然とした捉え方しかできていなかったものが、焦点が定まって関係性がよりはっきりします。

誰か好きな人を選んだ方が実体がつかみやすくなるし、怖さも減ります。

もし、途中で「この人、やっぱ違ってたかも」と思ったらチェンジしても全く問題はありません。

そして、その選んだ人をできるだけ好きになってみてください。その人の良いところになるべく着目してみます。

カウンセリングでは恋愛の話がでたときに「相手に完璧さを求めるのは子供の恋愛、相手の自信のないところを愛してあげるのが大人の恋愛」という話をすることがあるんですが

恋愛同様、対人関係においても、相手の良いところはリスペクトしながら、その人の自己嫌悪の部分を受け入れることができるとさらに成熟していくと思います。

自分の内側から「この人好き!」「この人に何かしてあげたい」という気持ちが溢れてくるまでになれば

その頃には、「人からどう思われるか?」を気にしている自分はどこかに飛んでいなくなっているはずです。

自分発信で誰かを好きになっているとき「自分のできることをしたい」「人を愛したい」そんな気持ちをとことん全開にしていったら他人からどう思われるかはあまり気にならなくなります。

※もし気になることがあって気持ちが揺れても、まもなく元に戻ることができるようになります。

他人から何かをしてもらうことよりも、自分が人に何ができるかに集中していれば、それだけで考えることはたくさんあるので頭の中はそれでいっぱいになるんです。

もちろん、実際はできないこともたくさんあるでしょうが、まずは何かないかな、と思うところが始まりです。

そうして、ギブアンドテイクではなくギブ・ギブ・ギブの精神でいるときは、「誰かを愛したい」欲求を潜在的に持っている人にとってはとても楽しい時間になります。

「自分に何ができるか?」にだけ集中していると、他人目線が入り込む余地がないので、勝手に自然体になります。

そうやって、とことん自分目線で人のことを好きになり、エネルギーを投下できる人のことは、周りの人は放っておかないですよね。

結果的に信頼されますし良好な関係を築くことができるようになります。

人から好かれるのはとても嬉しいことですが、自分から好きになった方がその循環はうまく回り始めます。

自分発信で、誰かを好きでいると傷つく度合も減ります。というのも、好きでいる時点で既に満たされるからです。

まとめると

・好きな人に自分のエネルギーを使う
・自分から好きになる
・ギブギブギブの精神で、何ができるか考える

この3つをやるだけで勝手に自然体になれますし、かつ「誰かを愛したい」という潜在的な欲求も満たすことができて、一石二鳥です。

ぜひお試しください。

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